記者も人間です
今週は移動の多い週でしたが、朝カフェ次世代研究会だけはしっかり参加いたしました。今月の講師は加藤恭子さん。オルタナティブブロガーでもあり、目黒広報研究所というサイトも運営されておられます。そして、ご自身はPRやマーケティング支援の株式会社ビーコミという会社の代表を勤めておられるのですね。
今回のテーマは、「広報とは何か 広報初心者が知っておいた方いいこと。10 」というお話だったのですが、広報をなんとなく程度にしか理解していなかった僕にとって、とても勉強になりました。詳細は永井さんが書いておられますが、こちらに参加者のツイートもまとめてくださっています。
僕自身、一番心に残った言葉が「 記者も人間です」ということです。記者も人間なので、忙しければプライオリティを付けることもあるし、興味を惹かれないものは書かないでしょうし、分かりづらい説明や、ダラダラと長い時間説明されることは苦痛に感じるわけですね。当たり前のことなんですけど。
当たり前のことなんですが、プロモーションする側になると、ついつい忘れて言いたいことだけ言う、喋りたいことだけ喋ってしまう。結局、記者の方の頭には一番伝えたいことが残らず、通り一遍の記事になってしまう、あるいは記事にさえならない、ということもあり得るわけですね。
これはセミナーでお話しする機会の多い僕にとって、とても考えるところがありました。いや、これって他の仕事でも同じだと思うのです。自分一人で完結する仕事なんて少なくて、誰かに何かを伝えるプロセスというのは、あると思います。目的をきちんと考えていないと、結局遠回りしてしまったり、かえって自分のストレスになってしまったり。でも、そのストレスの原因は、実は自分にあるということに気付かない。
40分ほどのお話でしたが、もっと聞いていたいキモチでいっぱいでした。ありがとうございました。