当社がアップル製品、ひいては通信端末の取り扱いまで手を広げている理由
当社、イシンでは、今年2月22日に全通信事業者の端末をご紹介できますという発表しました。また、3月1日には、アップル製品の取り扱いを発表しています。
あるお知り合いからは、手を広げすぎていないか、とご心配をいただきました。ありがたいことです。
当社のメイン事業はコンサルティングですから、ハードウェアの取り扱いは本筋から外れているように見えるのだということが分かりました。 もちろん、コンサルティングの他、キッティング、各地設置業務(店舗Wi-Fi端末設置等)、支店、店舗などの説明会代行からヘルプデスクまでワンストップで対応しておりますが、そこにハードウェアが入ってくることに違和感があるのは理解できます。
こういう事業をやっておりますと、いつも考えることがあります。
「お客さまが苦労しないこと」
「お客さまがラクになれること」
そして
「お客さまが本来業務に集中できること」
スマートフォン、スマートデバイスの法人導入は、お客様にもがんばっていただかなくてはならないことがあります。社内調整が必要な場合もあれば、社内のステークホルダーに声をかけていただく、招集していただく、など様々なタスクが生じます。これは我々外部の人間にはできないことです。
しかし一方で、あれこれと見積書を集めるとか、この製品はあっちで買って、この製品はここに、とかけずり回る。時には、設置する場所の情報がないままに、テーブルタップを買いに走ったり、戻ってくるとLANケーブルが不足していたり。こういった細々とした業務の負荷がバカにならないのですよね。
そこで当社では、従来からのアップルとの強い関係もありますし、ソフトバンクのみならず全通信事業者の端末を調達できる体制を整え、お客様があれこれと調達する手間を省くことを考えました。ここは社内でしかできないことではありませんし。
僕が前職の頃、何かのプロジェクトが立ち上がると、こういった誰かに任せたい細々とした業務の負荷が大きかったことを覚えています。PC調達をあっちにお願いし、なかなかPCが来なくて困ったり、 ひどい時にはデスクや椅子などが間に合わずに、一週間くらい地べたに座って仕事をしていたこともありました。
そこまでではないにしろ、そういう思いをしていただきたくないのですよね。揃うべきものは早期に揃って、あるいは稟議もあれこれと起こさなくても済むように。社内では面倒な調達作業は外出ししていただけるように、ということです。
もちろん当社は、売上が上がると当時にリスクも増えます。しかし、我々が踏ん張ることでプロジェクトが前に進みやすくなるのであれば、ぜひ実現したいと思い、踏み切った次第です。ここ最近、何回かこういうご質問を受け、またご心配いただいた方もいらっしゃいましたので、あえてここでご説明させていただきました。
「それは御社の社内でやっていただくことですので・・・」こういうセリフは、できるだけ減らしたいと強く思いますね。