面接の際に「貴社では会社からSNSにアクセスできますか?」と聞かれて、面接相手が外国人なら何と説明する?
吉川さんが興味深いエントリーを書かれていますね。
「面接の際に学生から「貴社では会社からSNSにアクセスできますか?」と聞かれる時代に」
中国、特に北京、上海では、30名くらいの規模の会社にも、システム担当が一人以上います。それは、社員のネット監視。SNSやブログへのアクセスを禁止したり、制御したり。社員はというと、デスクトップPCで仕事をしていても、手元には必ずケータイあり、友達と頻繁にSMSをやり取りしている、というのはかなり見かけます。中国の値とサービスには、PCからSMSを送信できるサービスもありますし。ある意味で、いたちごっこなんですよね。
米国の企業に行った際には、SNSを含め、ネットへの接続を制御するなどというのは、考えられないことです。僕が前職で2003年にグループ会社になったところに行くと、全てのPCはMACアドレスで規制されていて、僕たちが持ってきたPCは接続できなくなっていました。さらにmixiにアクセスすると「出会い系サイトにへのアクセスを禁止しています」との表示!(笑)まあ、出会い系と言えば出会い系ですが・・・。
ユニクロが新卒一括採用を見直すということだそうですが、これからは外国人の採用も増えるのではないかと思います。当社も上海に8名の社員がいますが、彼らには一切ネットの制限をしていません。ですが、忙しいのでネットで遊んでいることはほとんど無さそうですし、まあそんなヒマはないといったところでしょう。
モラルも非常に高く、会議中はケータイをポケットにしまったまま。会議卓に出すようなことはしません。上司と話している間に、ケータイを見ているような社員はいません。別にそういうルールではないんですけど、そうなっています。
こういうのって、結局社風というか、個々のモラルというか、一括りのルールではまとめきれないんだろうな、と感じています。まあ、それなりの規模の会社だと、難しい話しなんですけどね。
さらに外国人を採用して、入社後に「なんでネット制限があるのですか?」と聞かれたら、「ダメだからダメなんだ」と通せるものでしょうか。
ネットユーザーの多くは、ネットから情報を得ている、と言います。さて、この情報って何でしょう?友達ばかりをフォローしている人がTwitterを見ているのは、情報を得ているのでしょうか?そもそも情報って何でしょう?に戻るわけですが、ここら辺を説明できない状況で制限をかけても、何の説得力もないですね。ソーシャルメディアに対するルール、ポリシーもない会社の場合は、特に難しいですよね。個人個人がブランディングを考えているコンニチ、さらにネットの存在が難しいな、なんて感じた今日この頃です。