映画「ソーシャルネットワーク」は面白いが、さてFacebookは?
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もう既に何人ものオルタナティブブロガーがレビューを書かれていますが、僕も試写会に参加してきました。久しぶりの映画というのもありますが、面白かったですね。ただ、うちの奥さんが見て面白いだろうか、と思ってしまいました。うん、見る人を選ぶというか。
まず、谷川さんが書かれている三つの知識は必要です。
1.Facebookとはどういうものか。
2.米国の大学の社交倶楽部の存在(中にはアンダーグラウンドなものも・・)
3.ナップスターとはどういうものか。
この3つに関して、かなりよく理解していないと分からないかも知れませんね。特に、ナップスターとは何か、は現在レベルではなく、元々どういうもので、何故閉鎖に追い込まれたのか、その後の音楽(配信)業界はどうなっているのか、といったことです。
僕は、それに加えて「SNS」とは何か、を知っておくと、より楽しめる気がします。mixiもSNSだけど、全然違う思考のSNSも存在し、日本よりもかなりオープンに作られ、多くのAPIが公開されていること、日本ではmixiよりも先にGREEが存在したけれど、デザイン性を含む多くの点でmixiが追い越していったことなど。
追記:「」内
「ここで僕らが勘違いしてはいけないこと。それは、これらのことを知らないから、時代について行けていない、ということではないこと。そういう勘違い野郎になってはいけない。僕はそう思います。あくまでネットを活用する人、ネットを活用する仕事に就いている人などの世界であって、ネットが無くても生きていける人は大勢いる。それを忘れてはいけないですね。うちの奥さんも、ネットが無くても生きていけるのです。」
谷川さんも書かれていますが、この映画が日本でヒットすることと、Facebookが日本で普及することは連動しない気がします。この映画の中で何度か使われる言葉で「FacebookはCool」というものがありますが、最初から広告を取らなかったという意味ではクールかも知れないけれど、デザインはクールというより、分かりづらい点が多い。これは、まだ改善の余地がある気がしますね、特に日本では。
とはいえ、これだけ普及しているFacebookですから、日本でもいろいろと手を打ってくるでしょうね。ポテンシャルのあるサービスだと思います。
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