「朝ご飯、食べるといいぜ」「へぇ、そうなんだ」という新入社員同士の会話
いよいよ三寒四温的な気温の乱高下が始まってきました。
「サンカンシオ~ン」という”フランス語”をTwitterでつぶやいていたら、「アザブジュバ~ン」も忘れずに、という突っ込みを頂戴しました。 本当に春はもうすぐそこです。
さて、今朝は、何を書こうか、つらつら、きょろきょろ、としていたら、大木さんが「朝ごはん食べていますか?」というエントリーを上げていらして、お、これだ!と相乗りしてみることにします。
田中家は、寝坊しようが何しようが、朝ごはんを食べずに学校に行くなんて許さん!という家庭だったので、子供のころからきちんと朝ごはんは摂っておりました。朝どんなに早い時間に起きる場合でも、家で軽く食べてでも出かける。そういう家でした。
これは、今でも習慣となっており、朝必ず、きちんと作って食べています。
しかし、大木さんもお書きになっているように、朝ごはん食べない方、多いんですよね。新入社員研修で出会う若者も「朝は食べられない」「朝なんか食べてこない」という会話をよくしています。
ずいぶん前の話ですが(たしか、2005年2月)、ある会社の新入社員フォローアップ研修を担当し、新入社員と長時間接する機会がありました。ランチタイムに、男性同士で会話しているのをなんとなく近くで聴いていたら、こんなやり取りをしていました。
「俺さあ、今年からさあ、朝飯食うようにしているんだけどさあ、朝飯、いいんだよ、なんか、すっげーいいんだ」
「へぇ、朝飯食ってるんだあー」
「そう、学生時代から食わない習慣がすっかり身についていたけど、ふと今年から食べるようになったら調子いいんだ」
「へぇ、何が?どんな風に?」
「朝からさあ、エンジン全開って感じなんだよ。朝飯食ってなかった時って、それでもちゃんと仕事しているつもりだったけど、今にして思えば、午後からやっとエンジンかかる感じだったと思うんだ。エンジンかかるのが遅いから夜も遅くなる、という悪循環だったみたい。だけど、朝飯食うようになったら、朝から絶好調だから仕事がすごくはかどる。 俺のこれまでの午前中ってなんだったんだろう、と反省したんだ」
「そんなに違うのか、朝飯食うと」
「もう全然違うんだよ。 だからお前も食えよ」
「そうしてみようかなあー」
・・・・・ なんとも微笑ましい会話です。
聴けば一人暮らしで、親御さんに食事を頼っているわけでもなく、朝、これまでよりは少し早く起きて、自分で用意しているとのこと。でも、仕事のノリ方が全く違うので、感動し、同期にも勧めていたわけです。
私は、朝ご飯抜きで会社になんて行った日には、朝からずーっとお腹鳴りっぱなしで、まったく集中できません。
朝ごはんを食べられないというのは、個々の体調などの事情もあるでしょうが、前日の夜から続いているいろんなことが影響している部分もあるかも知れません。
上記の彼が言っていたのは、「午後からエンジンかかるから夜も遅くなり、朝また早く起きられず、午前はぼーっとして、午後からまたエンジンがかかる」という一人時差状態。
この変な循環をいったん断ち切り、「夜ふかししない」(事情が許す限りですが)⇒「朝余裕を持って起きる」⇒「朝ご飯の準備をする」⇒「食べる」⇒・・・・という風にリズムを整えることが望ましいのでしょう。
以前、「ストレスマネジメント」の講習を受講した際、講師がこんな風に言っていました。
「夜飲みすぎると翌日にも影響する。でも、飲む、食べるが楽しみ、ということもわかる。だから、”夜、飲むのをやめよう”などと”禁止”をするとそれはそれでまたストレスになる。”やめる”と言わずに”始める”という考え方をするとよい。”朝ごはんを食べる”ということを”始める”。まずは、それを決める。 ”朝ごはんを食べる”ためには、”夜遅く飲んだり食べたり”よりも”早く寝よう”となる。そんな風に、先にこれからしたいことを決めちゃうといいんですよ」と。
なるほど~、そうですね。
ところで、会社に来てから朝ごはん食べる、という姿をあまり見たくない派です。
さて、仕事だ!と言うときに、サンドイッチのにおいなど漂って来て・・・。
始業前だからいいじゃない、なのかも、ですが、さて仕事だ!と始業に向けて準備している時、食べ物のにおいは、やはり気になる。
家で食べられなくても、カフェだとか、あるいは、会社の中でもラウンジなど人目につかない場所で食事してほしいなあ、と思うのですが・・・。