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「まわりが見えない人」に効く言葉

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こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。

昨日は「ポエム上司」との関わり方というお話をしました。『具体的な仕事の相談をしても、「夢、情熱、絆」といった抽象的な言葉で返され具体的な指示がない』という上司との関わり方のお話でしたね。

話が抽象的な上司がいれば、その反対側には「細かいことばかりに目が向き、まわりが見えない人」もいるのかなぁと思います。

例えば、ボク自身がそうでした。ボクがプログラマーのころ、あるプログラムの言語が好きでした。また、形式もWeb系のシステムを作るのが好きでした。

システムを設計する際、どうせ作るなら得意なもの、好きなもので作りたいという気持ちがどうしてもはたらいてしまって、そのプログラム言語でなくてもいいのに、Web系にしなくてもいいのに、自分が得意なもので設計してしまっていたような気がします。

けれども、いろんな経験を積んできて、今、過去のボクにアドバイスができるとしたら、「技術も大切かもしれないけれど、本当に大切なのは、どのプログラム言語や形式で設計するかではなくて、顧客が困っている問題をどうやって解決するかということなんじゃない?」というアドバイスをしてあげたいと思っています。

ボクの例がそうであるように、その道を究めようとしている人ほど、自分の得意分野がある人ほど、ある技術やツール、手法に目が向くのは当然のことです。けれども、それに固執してしまうがゆえに、本来の目的に目がいかなくなることがあります。

このような場合は、本来の、もう少し大きな目的に目を向けてもらう必要があります。

その際に便利なのは、「あなたが言っている□□も大切かもしれないけど、本当に大切なのは○○なんじゃない?」という問いかけです。こうすることで、視点が狭くなっている人の視野を、一歩離れた大きな視点に導くことができます。

このような、視点を大きく広げる、1つ高い視点から思考することを「抽象度を高くする」と言いますが(ちなみに、こちらの記事の「そもそも」も抽象度を高くする言葉です)、これまで、いろんな方にコミュニケーションスキルや思考スキルをお伝えしてきて、どうやら人には、物事を具体的に考えるのが得意な人と、物事を抽象的に考えるのが得意な人の2つのパターンがあることが分かってきました(ちなみに、IT業界の方は具体化思考が得意な方が多いようです)。パターンが異なる人とは話がかみ合いにくいので、抽象化思考が得意な人には具体的にする言葉が、具体化思考が得意な人には抽象的(視点を広げる)にする言葉が必要です。そのお話は、また改めて。

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