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自分史って、意外と楽しい

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こんにちは、竹内義晴です。

この間、出版記念講演会があったときに、地元のテレビ局の方に取材していただいんです。ホームページをご覧いただいていたみたいで、私のプロフィールを印刷していらしたのですが、「今、具体的には何をされているのですか?」とか、「これってどういう意味ですか?」などと聞かれました。

プロフィールを作った当時は、それはそれで完璧に作ったつもりでしたが、時が過ぎて改めて触れてみると、う~ん、ちょっと見直したほうがいいかな?なんて思って、プロフィールを見直すことにしたんです。

でも、プロフィールって、一般的に短い文章の中におさめようとするから、「何を書いたらいいのかなぁ」って感じになって意外と難しいんですよね。で、今だけではなくて、過去、どんなことをやってきたのかを略歴も含めて見直してみようと思って、自分の過去を書き出してみたんです。

オルタナティブ・ブロガーの高橋誠さんは自分史を活用する活動をされていらっしゃいますが、自分の過去をたどってみるのって、意外と楽しいってことに気がつきました。

たとえば、こんなことに気がつきました。

  • 社会人になってから現在までをたどることで、その時々の心境を振り返ることができた。 
  • 成長した今の自分から、若かった過去の自分を眺めることで、「あの時はすごく大変だと思っていたけれど、今となってみればいい経験だったな」とか、「今と比べたら、あの時の問題は大した問題じゃなかったな」とかいろんな気づきがあった。 
  • 過去から現在のタイムラインをたどることで、今やっている仕事の意味が明確になった。 
  • 当時は「嫌だ」と思って辞めたことも、今となってみれば、それが機会や変化点だったことに気づいた。よく、「やりたいことをやろう」みたいな、前向きな気持ちを持っていなくてはいけないみたいな風潮があるけれど、「嫌だ」「苦しい」「逃げたい」というような理由で環境を変えたとしても、未来から見れば、それもいい機会だったということが分かった。 
  • 今、この瞬間やっていることも、未来から今を眺めたときに、きっと意味があることに変わるんだろうなぁという感覚になれる。

もし、書き出すときのポイントがあるとしたら、格好つけず、ウソをつかず、嫌なこともひっくるめて、そのときの気持ちを正直に全部出してしまうことかもしれません。そうするとね、何が起こるかというと、時間が経過した今から当時のことを振り返ると客観的に自分のことが見えるので、過去の自分をねぎらえるというか、ダメだった自分を許せるというか、気持ちの整理に役立ちます。これがね、意外といいです。

自分史を振り返るのって、たまにやってみると意外と楽しいな。私の自分史はこちらに書いておきました。おかげでプロフィールもまとまりました。まぁ、近い将来、このプロフィールをみたら、また違和感を抱いて直したくなるのでしょうけど(笑)。

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