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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

ゴールデンウィークに都内へ鎌倉へ。そして強風に倒れた鶴岡八幡宮の大銀杏の今の姿を見て思ったこと

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元々ゴールデンウィークといっても子供の学校はカレンダー通りにあるので、夏休みほど大手を振って遠出することは無い我が家の場合、とりあえず電車なり車なりで日帰りできる範囲というのが基本的な行動範囲。

とりあえず手近なところで近所のお散歩から始まって図書館なりショッピングモールなりと言ったところでうろちょろしてるのが大体のパターンなんですが、このゴールデンウィークは微妙に電車で出かける事が多い気がします。だからといって別に遠くに行く訳でもなく、基本的には日帰りですが。

 

まずは5月3日にラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭 2011に少しだけお出かけ

元々今年は色んな用事が重なっていたはずっていうのもあってチケット手配に出遅れてしまい、どうしようかと思っていた矢先の例の震災。そして諸般の事情によりプログラムの変更がありつつ開催となった今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン。初回から大体何かしらのコンサートに子供と一緒に出掛けて、そのあとコンサートの半券持参必須の現地申込子供むけプログラムに参加するという流れが多かったのですが、今年は震災のあとのプログラム変更の中でコンサートの半券が無くても申し込めるものを発見し、申し込んだところ当選!

ということで今年は子供向けプログラムへの参加のみということで出掛けてきました。因みにメインの会場である東京国際フォーラムの会場利用状況も例年とは随分事なった形になっていたりとか色々あったのですが、まぁこれも時節柄致し方ないよねという話。

 

翌日には鎌倉にお出かけ

少しは休めよとか思いつつ、小学生の息子が「鎌倉の大仏を見たい」と実は何年も前から言っていたのですが、何故かチャンスが無くて延び延びに。そしてようやく「行くか」ということになったのですが、ゴールデンウィークって混むんだよねって基本的な事を意識しつつ、それがどういう事になるかってのをすっかり忘れていました。

いや、何が大変だったって、とりあえず朝9時半頃には藤沢に到着して、とにかく江ノ電に乗って長谷で降りて大仏に直行してってところまではまぁOK。ただ既に長谷の駅に戻る道が大仏方面に歩く人で混雑していて逆行するのがちょいと大変な状況になりつつあったので、途中から左に折れて由比ヶ浜まで行って、そこから再び江ノ電に乗って鎌倉に。その時点で11時過ぎだったのですが、既に小町通り入り口はまるで初詣状態でごった返しています。

これは昼飯が大変な事になるぞ

そもそも朝飯は殆ど食べずに家族で出発した朝でしたから、昼飯には早めではありましたが小町通り入り口付近のマクドナルドに飛び込みます。これはどうやら正しい判断だったとは思います。で、まぁ適当に何とかセットとか食べて「さぁ鶴岡八幡まで行くか」と外に出たら、まさに初詣状態で足元が殆ど見えないくらいの人出です。

なんでこんなに混んでるんだよ~

いや、自分も混ませているウチの一人ですから文句は言えません。たださすがに小町通りを小学生二人ひきつれて歩くのは危険な雰囲気もありましたから、ここは若宮大路にルートを変えて葉桜をくぐって鶴岡八幡へ。実はココも結構な人出で、本宮前の大石段では階段下規制をするほど。

 

ところで、この大石段脇に銀杏の大木がありましたが

御神木であった大銀杏。元々樹齢800年とも1000年とも言われていた古木ですが昨年3月10日に強風のため根元から折れたのは大きなニュースになりました。その後その姿のまま復活させることが不可能だったので根の部分だけが残されていたのですが、そこから新たな幼木が育ち始めているんですよね。

因みにその隣に倒れた銀杏の一部を移植しています。色んな方がそれを写真に撮ってるんですが、同じようなアングルからしか写真が撮れないのでネットで探せる他の方が撮った写真とあまり変わり映えしないのですが…

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手前が倒れた大銀杏の残された根の部分で、向こう側が移植された幹の部分です。それらが完全に根を張り直せるかどうかについては数年がかりで見てゆかなくてはいけない話。でもなんだか歴史のある部分に立ち会ってる感がします。というか、目の前の事ひとつひとつって全て後から考えると必ず歴史の流れのある部分に立ち会ってるということなんですよね。

 

別に刹那的になってる訳じゃないんですが、良い悪いとか、好き嫌いだとか、カッコ良い悪いとか、前はどうだったとか今はどうだとか、変わったとか昔のままだとか、昔から言ってただろとか言うだけで何もしてなかっただろとか、押し付けられたのか誘致したのかとか、そんななんだかんだの細かい事を全部を飲み込んでゆく歴史の流れの中に居るんだよなって思うんですよ。

こういうのを眺めてると、とりあえずそういう事は思いますね。私の場合。

 

Nunc est bibendum!

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