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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

もっとかっこよくプレゼンテーションしようよ

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ゴールデンウィークにネタの棚卸しその4。たとえば提案の説明、たとえばセミナーの講師、たとえば会社の経営方針。いろんな場所でいろんな人がいろんな内容のプレゼンテーションをします。でも、もっとかっこよくすれば良いのになと思うことが結構あります。


実は私はプレゼンの時には手が自由に使えないと話がしづらいと感じます

もちろんいろいろなスタイルがあります。基本的に守るべきマナーというか、段取りもあります。でも、癖というか習慣的に体に染み付いているモノもあります。これがその人のスタイルなのかも知れません。私の場合、実は両手が自由に使えないと、なんだか話がギクシャクすることがあります。何故?いや、ある意味不必要に身振り手振りが大きいんです。解っているのですが、このスタイルでもう20年ちかく喋ってるので、よほど気をつけないと・・・ どうしても片手に持ったマイクが邪魔なんです。カラオケだと全然問題ないんですけどね。

でも、コレが格好良いかというと、多分そうじゃないとは思います。でも、何かをきちんと説明する時にポインターでポンポン指すよりも、体ごとスクリーンの前に出て行って、「このデータがここからこっちに流れていくわけで・・・」みたいなのを体全部使って示したりしてます。

伝えたいことがあって、伝えるための方法は私なり。まぁ、それが格好悪いといわれたら実も蓋もありませんが(笑


実は私はプレゼンの時には台本を書かないほうが話しがしやすい

もちろんいろんなスタイルがあります。最近は私自身が直接しゃべること自体が少なくなったのであまり強いことはいえませんが、基本的にそれこそ一語一句まできちんと書いた台本があるとしゃべれなくなってしまいます。逆にそれが無くてもしゃべれるような資料を作るように昔から心がけています。因みに、同じ資料でも人にしゃべってもらう場合にはプレゼンテーション資料を作るときには、がんばって一語一句まできちんと書き込めます。どうちがう?なんで?


要は覚えてほしいキーワードをきちんと画面に載せる

そのプレゼンテーションのお題にきちんと合致する、覚えてほしいキーワード。このキーワードの間を埋める四方山話でプレゼンテーションは成立してしまうというのが、非常に乱暴な私のプレゼンテーション技術論です。そして全体をどのように演出するか。時と場合によりますが、普通は演出といってもどんな顔してしゃべるかとか、どんなネタを挟むか位の話です。かつては同じお題で一日に2時間セッションを平均2回、それを一週間ぶっ続けなんてのをやってましたから、お客さまの状況や顔を見つつ演出の方向を変えるといった芸当もできました。
さすがに最近はそこまではできませんが、たとえば同じプレゼンテーション資料のシナリオを展示会用とセミナー用で喋る内容の変更(プラス若干の資料の手直し)だけで何とかできることが結構あります。

伝えたいことがあって、伝える場所がある。それをどう理解するかは私なり。まぁ、その理解が間違っていたら実も蓋もないのですけど(笑


最後は・・・ プレゼンテーションは人の仕事という考え方

誰が喋っても同じではなく、私が喋るんですから、という気概。最終的にこれが一番大事だと思います。私が喋るんですから、誰かが書いた台本を読むわけには行きません。立場によりお題やキーワードはほかの人から与えられるものであったりするのは当然ですが、それをどのように伝えるかは喋る人の責任。ちゃんと聞いてもらうためには、ちゃんと喋らないといけない。かっこよくないと聞いてもらえない。でも寝られては困る。

伝えたいことがあって、伝える機会があって、それを伝えるのは喋る人。せっかく時間を使って聞いてくれる人がいるのだから、格好良く振る舞い、きちんと伝えるべきことだけは伝える。それができないと、まさに実も蓋もない。何のためにそんなことしてるのか。

格好良くというのは私の表現なので、ほかの何かに置き換えていただいても良いのですが、まずはきちんと伝えること。聞いてもらうこと。でも、これがちゃんとできていれば、間違いなく格好良いプレゼンテーションになってると思うんですよねー。

どうでしょう?

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