「愛情とお金の共通点」について
おはようございます。
予報より一日早く、昨晩より雨が降っています。
===ほぼ毎朝エッセー===
□□愛情とお金の共通点
何かしてもらったときに「すみません」と言うか「ありがとう」と言うか。同じような気持ちを表していると思いますが、大きな違いがあると思います。どちらも「感謝」の表現ですが、「すみません」だと「謝る」意味合いが出ます。そして、私は「ありがとう」と表現するように心がけています。
そこには理由があります。
昨日のTMC (Ten Minutes Conversation: 10分間面接)でNさんと話題になったのが、「愛情とお金の共通点」についてでした。
・不足すると、欲しいのに、より逃げていく
・満ちて足りていると、他に分けることができ、さらに寄ってくる
この二つのことから、愛情とお金は同質の挙動をすると思うというお話です。
この考え方から、e-Janでは、しっかりとした賞与をださせてもらっています。これはきっと大企業や官公庁の上級職と変わらないレベルです。理由は、賞与は可処分所得になるということからです。可処分所得は「余裕」を生みます。すると人は人に分けることができるようになります。
「ありがとう」というのも似ています。感謝の気持ち。いわゆる愛情でしょう。これは、昔のマクドナルドの宣伝にあった「スマイル0円」と同じで、「ありがとう」には原価が全くかかりません。ところが、それが満ち足りてくる、すると人は人に分けることができるようになります。
だから、ボーナスで親孝行。最高の使い方ですね。
一方、ちょっとしたことをきっかけに「すみません」と言ってしまうのはもったいないです。なぜならば、「謝る」のは、いわゆる自己卑下の行動ですから。同じ「謝」の気持ちでも、「ありがとう」と「感謝」の表現へと変えておけば、愛情が満ち足りてくるための助けになります。
相互コメントができる、新システムを作ってまでも、[DR(Daily Report:日報) ⇔【朝メール】] の仕組みを続けているのは、この感謝が組織に満ち足りるようにする効果があると信じているかららなのです。すると、社員同士だけではなく、当然のことながらお客様にもその気持ちを分けるようになれるからです。
「この会社、満ち足りているな~」
これが昨年、前述のNさんがe-Janに転職して最初に持った印象だったようです。狙い通りですね!
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関連ブログ記事:
※10年前に書いた『「謝るの「謝」が、感謝の「謝」だと気づいたとき」』
※8年前に書いた『冬のボーナスが減額されるご時世に年間3回賞与を出してます』
※昨年に書いた『組織のポジティブなエネルギーはどこから湧いてくるのか?』