3年10年と成果を上げ続けられるためにはツールが必要
おはようございます。
玄関を出ると空に青空と雲が見える。久々かもしれません。
===ほぼ毎朝エッセー===
□□長期的な努力を続けるための有効手段
中国語の黄先生からの課題、「什么是人生?」その後も考えています。結局、人生って『様々な思いを持ちながら日々歩み、たまに振り返って、「すごい道のりをきたなぁ」と思う』、そのようなものなのではないかと思っています。答えは今日の午後の中国語の授業まで考えることにして、今朝は長期的な努力を続けるための有効手段について。
昨日はテクニカル・サポート・グループの月次報告会がありました。そこで、グループリーダーのGが発表に使っている長期的な変化を示すグラフがあります。1~2年に渡る変化を何とか抽出しようとしてきているものたちなのですが、いよいよ変化が見えてくるようになったと実感しました。
特に、案件が「お客様から降ってくる感」が強いサポート業務は、どうしても受動的になりやすいです。それが故に、いつも緊急対処しなければいけないプレッシャーが強く、「急がないけど大切なこと」領域にある業務がとかく遅れがちです。
「急ぐし大切なこと」
「急ぐが大切でないこと」
「急がないけど大切なこと」
「急がないし大でもないこと」
今までも何度も書きましたが、この「急がないけど大切なこと」領域にいかに時間とエネルギーを費やすか費やせるか。それが、仕事ができる人なのかそうではない人なのかを分け、あるいは極端に言えば、豊かな人生が送れる人なのか、そうではないのかを決めるものです。
ところが物事は精神論で進みません。気力もそれほどは続かないもの。たまに振り返って、「すごい道のりをきたなぁ」と思うことが必須なのです。その証拠になる励ましのデータが必要です。そのために数値化をしてその変化をグラフに記載していきます。データに記載する内容は様々に工夫することです。
物事の努力というのは3年単位で実現するという性質を持っています。だから3年単位での変化がわかるようにする必要があるのです。そして今、しっかりデータを取り始めて3年経った頃ではないでしょうか。グラフに様々にいい傾向が見え始めてきたのです。
実例を挙げましょう。案件への所要作業時間が30分以内であるものの比率が明らかに上がってきています。
これは、普段のデータ蓄積や整理、つまり「急がないけど大切なこと」領域のものが積み重なってきている証拠でもあります。データですからごまかせないし、成果も正直に示される。だから正しい方向に進んでいるのだと励まされます。
自分も「行動計画表」と呼ぶ会社の業績を把握するための巨大エクセルシートを創り込んで10年半、様々なグラフが10年分表示できるようになりました。たまにその変化を眺めて、成長を実感として反芻するためのツールにしています。これで次なるエネルギーをもらっています。誰しもそういう励ましが必要なものです。理想組織のためのレシピの一つですね。