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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

砂時計、アナログでアナクロなのが意外といい!

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おはようございます。

朝からスッキリと晴れているいわゆる関東の冬の朝です。

===ほぼ毎朝エッセー===

自分は意外とアナログやアナクロなことが好きです。

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例えばエントランスボードの絵。IT企業なのにあえてチョークで絵を描く。その意外性と暖かさが評判ですよね。

例えば英会話の受講票。授業を受けたらサインをしてもらい、私とスタンプで確認。

例えばチェックシート。ミスができない請求書などを発行するとき、標準のチェックシートに従ってチェックします。

例えばホワイトボード。システム図を描いたり、ビジネスフローを考えたり。柔軟に絵を描けるホワイトボードは優れモノです。

そして、今回もう一つのアナログアナクロ名物が増えそうです。

それは砂時計。

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今月から全体会議を、従来は90かかっていたものを60分に圧縮する試みをしています。これは、参加者の集中力低下やマンネリを防ぐためです。大きな変更は、一つのユニットから発表してもらう内容が、ユニットリーダーによるもので、一人3分を目安に実施してもらうというスタイルでした。

実際にやってみると、3分というのは長いようでいて短いようでいて長いです。つまり、人によってまちまちな長さで発表をしてしまいます。試みに私がスマホのストップウォッチで時間を見ながらいたのですが、どうにもばらつきが大きいのです。

「どうやったら嫌みなく3分を意識してもらえるか?」

大きな悩みでした。そこで先週、Mさんと飲んでいたときにその話をしてみました。するとMさんすぐ様に、「大きな砂時計なんていいんじゃないですかね?」と。「なるほど!」と思いました。砂時計を自分でひっくり返してから3分間を意識しながら話す。なんともよさげです。

そこで善は急げ。翌日すぐ様、経企・総務のSさんに「大きくて遠くから見える3分間砂時計ってない?」と聞いてみました。見つけてくれたのですぐにオーダー。高さ15cmほどの砂時計。月曜日の早朝に届きました。砂が派手な蛍光色のピンクです。これは視認性良さそう。
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早速昨日の会議から使ってみました。

さすがに3分間が意識されます。発表者も聞く側も、さりげなく砂時計に目をやり、時間を意識しながら、緊張感のある発表へと変質しました。

ところが、「やってみて初めてわかること」ってあります。3分に満たないで発表を終えた人への対応が、ストップウォッチだとすぐ様リセットして使えるのですが、砂時計だと、残り分を待たなければいけないのです。

ありゃりゃ。どうしよう。

その場では、次の発表者への貯金として時間を使ってもらいましたが、どうも都合があまり良くないです。

それなので、次回からはツイン砂時計で行くことにしました。発表を始める人が、クリアされた砂時計をひっくり返して始められるようにです。

で、昨日の会議はどうだったかって?

はい。予定よりも7分ほど早く終わりました。全員での緊張感も持続しました。時間を意識する効果というのはとても大きいです。そして、嫌味なく時間を意識できるビジネスツールとしての砂時計っていいです。アナログゆえにいい。

あ、Sさん、TMC (Ten Minutes Conversation)用に、10分ものの砂時計も購入してもらえますか?これはそんなに大きい必要は無いです。

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