背もたれを倒す人、倒さない人、「不慣れな人のグリーン車現象」
おはようございます。
霧のような雨が残る朝。傘は意地でも差さず。
===ほぼ毎朝エッセー===
Eライナーという地元から渋谷駅までの高速バスサービスがあります。自分が利用しはじめたのは、サービス開始直後からです。かれこれ2年半にわたってお世話になっていることになります。
長いことこのバスを利用していて、今朝一つの現象に気が付きました。以前だと「これでもか!」と背もたれを最大限に倒して寝ている人が目立っていたのですが、そういう人がどうやら減っているのです。
自分はバスの中を【朝メール】作成作業の場と決めていて、背もたれを倒すとかえって作業がしづらいので倒しません。また、前に人が座らない席を選んでいるので、直接的な被害を受けることが少ないのですが、今朝、久々にちょっと背もたれのことでもめている人を見て、「あ、最近珍しいかも」と思った次第でした。
高速バスはICカードを使うと620円です。ちょっと高く感じますが、普通にバスと田園都市線とを乗り継いで渋谷に行っても463円で差額は157円。作業の場や時間のバランスからリーズナブルであると判断し、毎朝愛用しています。
さて、こういうところで椅子の背もたれを倒す人の多くには、次の気持ちがあるのではないでしょうか。「高い金額を払ったのだから、自分の空間を最大限に使うのは自分の権利だ」と。
名付けて「不慣れな人のグリーン車現象」でしょうか。たまの奮発なのだから「元を取ってやろう」という気持ちから、これは場が違えば誰もが無意識にやってしまうもの。
バスの運航が定着し、客層も定着してきたことでこの現象が減ってきたのかも知れません。それと、根本的には、椅子を倒しても高速バスの中では、実はたいして快適になるわけでもないというところに皆気が付いてきたのでしょうね。あまり倒れているとたまに気持ち悪くなったりもしますから。
しかし、どの世界にも自分のようなうるさいベテランがいりしますな。(笑)