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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

攻撃や非難をする人、あるいは無力感に苛まれる人の心理

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おはようございます。

若干蒸し暑さが続いています。

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何故だか人を攻撃たり非難してしまうことってありますよね。
攻撃や非難をしているときには「自分は100%正当だ」という、
謎の心理状態にあったりします。

「こっちが正当なのに相手がわかってくれない」

この気持ちがより、攻撃や非難を強くするようなのです。
個人の間でもそうでしょうし、地域の間でもそうでしょうし、
国の間でもそうです。

とかく人は立場によって見えているものが違う。
だから、自分の正当性は心の中で大きく感じるわけです。

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攻撃や非難は、残念ながら建設的なことを何も生みません。
会社の組織の中でそうなってしまったら目も当てられません。

できたら避けたい。そう強く思っています。

そこで自分としては会社組織内で一つ大きな実験をしています。

仕事や私生活で「十分に認めてもらっている」という人は
攻撃性や非難性がぐっと小さくなるはずだという仮説の元ででした。

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まず、始めたのは2004年1月です。【朝メール】です。
個人個人に「見ているよ」メッセージを文面化して毎朝届けるのです。

効果は上がりました。

組織内での攻撃性や非難性が低くなっていきました。
一方、元気が少なくなっていった時期もありました。

「認めてもらうのはいいんだけどね、文面にできないこともあるよ」

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そこで始めたのがTMCという月一の個人面談です。
2006年秋から始めました。(Ten minutes conversation)

お酒の席ではなく業務時間内で、一人10分程度の個人面談を実施。
やはり文面には表れないことが沢山でてきます。

効果はあがりました。

組織内での攻撃性や非難性はほぼ無くなりました。

一方、業務の詳細についてまでは10分の間で話ができません。
ランダムな雑談で終始してしまうことも増えてきました。

「面談はありがたいけど、仕事上で無力感がある…」

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そこで1年前から、部署を限って月次報告会を始めました。

前の月にやったこと、次の月にやること、現状の課題、
この3点を一人15分程度で経営メンバーに発表し議論をするのです。

月初に実施しています。

自分の業務について、立場によって意見が異なることもある
経営メンバーに、それぞれ直接議論することができる場となりました。

効果はあがりました。

自分の仕事を取りまとめて完結簡潔に話すことの訓練になります。
さらには仕事の意義、自分の要望について直接訴える場になります。
担当者それぞれの仕事上での目つきが変わってくるのです。

そこで今年の10月からは対象部署を増やしました。
早速昨日、手ごたえあり。

年が明けたら全部署を対象にする計画でいます。

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攻撃や非難をする人、あるいは無力感に苛まれる人の心理、
組織におけるとても難しいテーマだと考えています。

そこに、「こうしたらいいだろう」ということを、
かなり長期的な視点で仕組みを変えつつ対応してみています。

理想組織創りのレシピ探究は続くのであった。

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