ふくらはぎを蹴られたような感覚が・・そして歩けなくなった

「ポン！」

誰かにふくらはぎを蹴られたかと、思わず振り返りますが、誰もいません。ガードレールにでも足を当てたのでしょうか。そして続く痛み。数歩歩いたところで足が使えなくなります。

先日、金曜日の朝のことです。

その朝は当時は師走の大嵐、早朝から温い空気に大雨。あまりの大雨で家を出るのをためらい始発三番目。いつものように、横須賀線の中でブログ原稿の大半を書き上げ、新橋から有楽町、そして有楽町のJRから地下鉄有楽町線に乗り換えようと、道を横切ろうと小走りを始めたときでした。ものの10mくらいの部分を渡るのに傘を濡らすのも面倒。足元が滑りやすい中、妙な緊張感で走り出したのがいけなかったのでしょう。

「やば、アキレス腱でも切ったかな！？
　でも、アキレス腱切るといきなり前に倒れるとも聞くし。違うかな。」

とっさに今まで経験したことが無かった痛みとショックです。頭の中で勝手に「何かが切れた」との判断をしたのですが、アキレス腱ではないと結論付けていました。

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■思いつくのは先のことばかり

小休止すればどちらかに歩き出せるかと思い、しばらくは階段の入り口のところで雨を避けて待ってみました。しばらく待っても、右足を使おうとすると激痛が走る為、左足に重心を乗せて、立っていることしかできません。

面白いもので、そういうときに頭の中をよぎるのは次のようなことでした。

「やっべ～なぁ。
　来週水曜日の朝カフェ次世代研究会の発表担当なのに、
　朝一で会場までいけないじゃん。」
　(※朝一で会場(うちの会社)に6:05まで着くには始発乗車はもとより、
　 乗り継ぎでは急ぎ気味に小走りで動く必要があります。)

とか、

「日曜日のジムも今週はお休みしなければならないかなぁ。
　せっかくの年末にかけてのコアマッスルコースの追い込みにも
　今年は参加できないなぁ。」
　(※毎週日曜日はコアマッスルの１時間授業を受けています)

とかです。

ブログを仕上げてアップしたり、社内向けの【朝メール】を仕上げてメール送信したり、毎朝の習慣になっている目の前のことも完了させることも気になります。そうでなければ次のアクションに移ってはいけないという責任感が先立ちます。

そう、とっさに頭に浮かぶのは、目の前のその場のことではなく、将来にかけての心配ごとでした。変ですね。。

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■会社に向かうべきか家に戻るべきか

早朝６時半のことです。どこも病院は空いていそうにありません。この足では苦労して会社にたどり着いてもそのあと動けなくなってしまいそうです。そもそも有楽町線への階段を下りていくのは無理です。

都心へのラッシュが始まる時間に、自宅から車で迎えに来てもらうのもありえないし、タクシーで戻るのももったいないです。

「どうするオレ！？」

結果的には、ラッシュを逆行して、自宅まで戻ることにします。駅近くには整形外科があるのでそこに寄ることにしたのです。

階段を上るのは何とかなります。JRに戻り、山手線から新橋へと戻り、エスカレーターで横須賀線ホームへと降りていき、モバイルSuicaでグリーン車の券を買って、なんとか東戸塚に戻りました。

その後、ブログと社内向けの【朝メール】をホーム改札近くの喫茶店で仕上げて送信して、妻に診察券を持って迎えに来てもらい、病院に行きました。

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■ようやく病院

病院ではすぐに氷で冷やしてもらます。

超音波の診察をしてもらったら、腓腹筋というふくらはぎの外側の筋肉と、ヒラメ筋という内側にある筋肉とがかなり離れているそうです。その間に血液が入っている状態。つまり重めの肉離れ、全治４週間ほど。そして、痛みは１週間ほどで引くだろうとのことでした。

内心おどおどしていた部分断絶とかではなかったので良かったです。ふくらはぎを蹴られた感覚というのに驚いてしまったのでしょうね。

湿布とテーピングをしてもらい、だいぶ落ち着きますが、足を使おうとした際の激痛はより大きくなってきています。とても何かの助けがなく移動できる状態ではありません。

病院で、松葉杖を5000円の保証料で貸してもらい、その使い方を教わって、ようやく解放してもらいます。

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■不慮のことで思考は混乱する

「なんで喫茶店で氷もらって冷やさなかったの？」

後から妻に言われるまで気がつきませんでした。そう、この手のことはまず冷やすことが重要ですよね。他にも例えば、救急車を呼ぶとか、そういったことに気が回るべきなのでしょう。

なんともまぁ。何か不慮のことが発生すると、思考というのは、妙な混乱をして、変なプライオリティ付けをするものだなと思いました。

ちなみに今や、家の中では松葉杖無しで歩行できるようになり、今夕遅くには、ダイエーにちょっと松葉杖の練習しに出向こうかと思っています。

うまくすれば、松葉杖無しでいけるかも！などという期待を抱きながら。人は希望を持って生きています。回復できるって恵まれています。

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■その他の情報

JRと地下鉄の乗り換えはビックカメラ横の階段を利用するのが早く、6時半～23時間で、その階段が使える時間はそちらを使います。

始発３番目だと、そこを通過するのが6:35になるので、階段が使えて便利です。そうでない場合は、『【残酷物語】迂回＠有楽町駅(1)』に書いてある迂回路です。

これも何かの意味があるのかと、肉離れ体験をシェアさせてもらいました。ただ、このおかげで、金曜日・土曜日は８時間睡眠＋昼寝。そして禁酒。おかげで思わぬ休養を強制取得中です。

「ちょっとお休みしなさい」という体からのＳＯＳだったのかも知れません。

ご心配おかけしました！