IS03を触って正直迷う。ガラケー要素が入ったAndroidたちの魅力。
おはようございます。
今朝はいつもより空気が冷たく感じます。空は晴れ渡っていて、放射冷却が発生した様子です。東の空の朝焼けと金星の天体ショーが楽しめました。右上に金星、写っているのが見えますか?
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■なかなか魅力的なガラケー要素たち
機会があり、最近触ることができたauのIS03。中でやはり、とても自分の気を引いたのが次のガラケー要素たちです。
・万歩計
・おサイフケータイ
・ワンセグ
・赤外線通信
10月末、GALAXY Sを会社での検証機として入手して、Android OS 2.2のきびきび感と有機ELディスプレイの魅力にビックリしました。docomo回線の安定性も魅力です。iPhone 4ですらもっさり感を覚えてしまうのはWindowsからMacに戻ったときの感覚に、いよいよ似てきています。ビジネス端末としては、きっとばっちりなGALAXY Sなのですが、個人購入をためらわせたのが、いわゆるガラケー機能が無いところでした。
今持っているdocomoのF-04Bというキーボードとディスプレイが分離する究極のガラパゴス携帯でも、かなり重宝しているのが、モバイルSuicaと万歩計なのです。それらが利用できなくなるのは痛いのです。F-04B関連記事>>
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■万歩計
お客様を訪問する際に、タクシーを使わずに少しでも歩く。駅からの帰りもバスを使わずに少しでも歩く。そう、歩くことのモチベーションになるのは、万歩計です。
ケータイの万歩計は、さりげなくデータを多数保持してくれます。それなので、データをどこかに転記するというような必要もないです。連日1万歩以上を歩くことを目標にしているのは健康管理のためにいいことでしょう。ケータイなので電池を切らすこともありません。
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■おサイフケータイ
早朝出社の一つの問題点に、定期券が切れると「みどりの窓口」が開いていない時間に改札を通過しなければならないことがあります。だらしない自分としては、定期券というのは、切れてから気付きます。
それなので、改札の手前でチクチクと携帯で定期券を買うことが多いです。JRのモバイルSuicaは朝5時から使えるので、5時13分の始発に乗る自分としては、ぎりぎり間に合うタイミングだったりします。
その他、地下鉄やバスなどは定期券ではなく、3000円とか5000円のチャージをこまめにしながら乗っています。行きと帰りでルートが変わることが多いからです。
窓口に寄らずに購入できるメリットはとても大きく、これはガラケーで捨てられない機能のNo.2でしょう。
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■ワンセグ
ワンセグって使うことが実に少ないです。時間に縛られたテレビ番組を、電波状況と戦いながら、小さい画面で見る機会が少ないからです。そもそも、定常的に見るテレビ番組は少ないかも知れません。
それなので、携帯を買い換える度にチャレンジしてきたのが、夜間の自動録画と、それを翌日好きな時間に見るというルーチンの確立です。ただ残念なことに、住んでいる地域が東戸塚だからなのか、それぞれの携帯のワンセグの受信感度が十分ではなく、このルーチンは実現できていません。
IS03では大きなワンセグ用のアンテナを搭載しています。そのおかげなのか、従来の携帯でのワンセグが入りづらいというネガティブな要素が排除されています。SDカードへの録画やその予約も一発でできて、受信感度がいいとなると、一挙にワンセグ録画利用に期待が高まります。
IS03のワンセグの切り方はちょっと特殊です。ワンセグを立ち上げた状態から直接「戻る」キーを押すのです。メニューから消せるわけでなく、バックグラウンドから音が出続けるというトラブルに何人か引っかかりました。
ワンセグといえば、残念ながらOSが1.6より進化しないことが発表されたIS01が感動的に受信感度がいいです。今まで触ったデバイスの中で、ワンセグの性能がピカイチだと思います。筐体が大きい、アンテナが大きいという要素がワンセグの受信感度に有利に働くものなのでしょうか?IS01ワンセグ関連記事>>
今後出てくるスマートフォン型のワンセグ機能は、必要な今までできなかったルーチンの確立をさせてくれるか、ちょっと楽しみです。
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■赤外線通信
これは、中高生の中では必須のアイテムなのでしょう。娘を見ていると、友達との写真のやりとりや、アドレスのやりとりを赤外線でやることが定着しています。
自分としては、滅多に使わない機能ですが、それでも、通信手段が電波以外にもあるというのは意外に安心感があったりします。
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■防水機能
IS03には残念ながら無いですが、今後docomoとauから出てくるREGZA Phoneが防水機能を実装していると言います。さすがにサウナに持ち込むわけには行かないでしょうが、お風呂で使えるというのは大きいですね。
iPhoneをZIPLOCに入れてお風呂で使うというのは、やはり一抹の不安を覚えるもの。そういえば先日、ソフトバンクの孫社長がiPhoneを水没させたとTweetしていましたね。
ワンセグの性能が上がれば上がるほど、お風呂での有効活用などという、ガラケー得意のセグメントにもスマートフォンが入り込んできます。
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■バージョンアップ
昨日、KDDI、「IS03」「REGZA Phone IS04」のAndroid OSアップデートを明言 という記事に出ていましたが、IS01はOSは1.6で止まり。IS03やIS04(REGZA Phone)も出てくるのはOS 2.1で、来春以降に2.2に上げるそうです。
シャープ製の「IS03」と富士通東芝モバイルコミュニケーションズ「REGZA Phone IS04」については、Android 2.1(Eclair)からAndroid 2.2(Froyo)へのアップデートを行う予定。IS03は2011年春、REGZA Phone IS04は時期調整中だ。
シャープ製の「IS05」と、Pantech製の「SIRIUSα IS06」はどちらもAndroid 2.2を搭載しているが、これらの機種については、「今のところ発表できることはない」(広報部)としている。
実際のところ、OS 2.1と比べて、2.2ではFlashが使えて、きびきび感があります。2.2でガラケー要素が揃うというのが、わがままなユーザーの、現在の全部入りということになるのでしょうか。
本当は、どのように有効活用するか、ということで話をすべきなのに。機能ばかりに目が行ってしまうのが悪い癖ですね。いずれにせよ、Android端末にガラケー要素が次々と積み込まれてきています。
昨年の8月に書いた『スマートフォン進化論』の世界がいよいよやってきています。