iPadでPocket WiFiはちょっと遅いか:パソコンレスの昭和8年生77歳2人に試してもらいました
頑なにパソコンを使わないできた昭和8年生まれの実父と岳父です。iPadの登場でこの週末、それぞれに会う機会があり、iPadをPocket WiFi経由で使ってもらい、ついにウェブページを見るようになりました。
自宅のフレッツ光+Wi-Fiルーターになれてしまっている身としては、Pocket WiFiは、ちょっとスピード的には不満ですが、彼らは充分にページが出るのをじっくり待っていました。
それぞれの名前で検索したら、二人ともWikipediaに名前が載っていて、かえってこちらが驚いてしまいました(汗)。パソコンを使うこととWikipediaに載ることとはあまり関連が無いようです!
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まずは実父に試してもらいます。おなじみ、産経新聞アプリ。iPadの大画面で新聞がそのまま読め、さらにダブルタップで3段階に文字が拡大されるアプリには、「紙がいらなくなるな」と、感激して読んでいました。
次に、Safariブラウザーで本人の名前を検索します。出てきた内容を見てもらうようにしてもらいました。戻るボタンと青い文字がリンクであることを説明しただけで、それなりにウェブブラウジングをしていたのが驚きです。
知らなかったのですが、誰かがWikipediaに詳しく本人の経歴を書き込んでいてくれました。「いったい誰がこんなに調べたんだ?」と、ちょっと不気味がっていました。
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翌日、岳父、地図研究家なのですが、iPadの地図アプリであちらこちらに行くのがお気に入りです。Streetviewは若干使いづらいのですが、周りの景色が確認できるあたりもよく使います。
すっかりサイズを変えたり指で操作することに味をしめた岳父、自動車に乗るといきなりカーナビを指で動かそう、二本指で拡大しようとします。それほど違和感の無い操作なのですね。もちろん、カーナビは変な挙動をしていました。
こちらもSafariブラウザーで検索してみると、Wikipediaに名前が出ていました。岳父は著作が沢山あるので、ネットで名前を検索するともともとそれなりに多数ヒットしていたのですが、こちらもWiki化されているとは驚きました。
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パソコンを触らなかった理由はマウスにあると思います。クリックやらドラッグやら、結構、使い慣れない人には使いづらいものですね。お箸を使うようなものでしょうか。それに対して、そのまま触ることができるiPadは、ご飯を手づかみで食べるような感覚です。
大切なのは「触ってみよう」という気持ちを起こさせるところでしょうか。以上、週末の実験でした。
※20100531 09:45 以下リンク追加
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