オルタナティブ・ブログ > 経営者が読むNVIDIAのフィジカルAI / ADAS業界日報 by 今泉大輔 >

20年以上断続的にこのブログを書き継いできたインフラコモンズ代表の今泉大輔です。NVIDIAのフィジカルAIの世界が日本の上場企業多数に時価総額増大の事業機会を1つだけではなく複数与えることを確信してこの名前にしました。ネタは無限にあります。何卒よろしくお願い申し上げます。

韓国財閥2位SKが日本に作るAIデータセンター計画。ちなみにSKハイニックスの時価総額は150兆円超

»

スクリーンショット 2026-06-11 14.48.04.png

今朝の日経の報道にあった韓国SKグループが日本にAIデータセンターを作るというニュース。

日経:韓国SKが日本にAIデータセンター NVIDIAと連携、自社半導体を活用(2026/6/11)

AI OSINT(有料版GeminiでDeep Researchを走らせる。その際に独自の構造化プロンプトを入れてリサーチする手法)で調べてみたところ、興味深い事実がいくつか明らかになりました。戦略的です。

先日発表になったNTTグループのIOWN関連のファンドにもSKグループが主たるメンバーとして出資しています。

また、崔会長による次の発言も気になります。

===
崔会長は、AIデータセンターを「知能を生産・輸出する工場」と定義し、地政学的な自律性を高める手段として「日韓経済協力を深化させ、実質的な経済統合による約6兆ドル規模の経済圏を構築すべきである」との壮大なビジョンを繰り返し提唱している 34この構想において、日本が強みを持つ「IOWNに代表される光通信・電力管理技術」や「キオクシアのような先端NAND製造」、「豊富かつ安定した電力網、優れた素材産業」と、韓国が誇る「SKハイニックスのHBM4を核とした超高速計算半導体」は、完璧な相互補完関係にあると位置づけられる 6

===

それから、なんとキオクシアには、ファンドを通じて4,000億円近い巨額を拠出済みということもわかりました。現在のキオクシア時価総額が爆増している中で、SKグループの持分も相当に膨れ上がっていることは確かです。

かなり戦略的に日本に入ってくるようなので、競合に当たる企業は要注意です。

レポート本体は、開業した「さっつーのAIエージェント:監修 今泉大輔」に置きます。


2026年6月19日の「日本版ネオクラウド」をテーマにした以下のオンラインセミナーでは、この韓国SKグループによる日本へのAIデータセンター進出についても解説します。

EXECUTIVE
6/19 (金) 10:00-
※会場開催なし
1. Zoomライブ
2. アーカイブ
【AIインフラ投資戦略】

日本版「ネオクラウド」の事業化戦略
〜日本でAI特化型データセンターを成立させる電源戦略・建設手法・座組みの実務〜

【本セミナーの最大の差別化点】

米国で先行する「GPUクラウド」の波が日本へ。高密度・高排熱なAI専用設計を、日本の厳しい電源・用地環境下でいかに実現するか。フィジカルAI時代の根幹となるデータセンター事業化の最短ルートを実務者の視点で詳解します。

世界的なAIインフラ投資が加速する中、勝機は「電源の確保」と「効率的な実装」にあります。建設コストの最適化から、アライアンス構築、フィジカルAIを見据えた投資判断まで、明日から使える戦略を提示。


講師:今泉 大輔(株式会社インフラコモンズ 代表)

主催:SSK 新社会システム総合研究所

Comment(0)