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「脳内ビジネス」の話はまたにします!

いい会社ってあるじゃないですか。 (2/2)

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前編より

とはいえ、もちろん中小企業にもいろんな会社があって、中には「自分自身に安定をインストール?なんだそれは旨いのか?」という社長もいらっしゃいます。

やりがいもなく、給料も低く、意見は聞いてもらえない、というかそもそも意見を言う場すら与えられない、、、みたいな会社も確実にあり、そういう意味ではいろいろと内部事情が漏れ伝わってくる大企業の方が安心かも知れません。

ただ実は、いい中小企業を見分けるいい指標があります。それさえ押さえておけば、中小企業選びはそんなに難しいことではないです。

要は「会社がどれだけ、社員の仕事がしやすい環境を作っているか」です。

もし気になる中小企業が見つかったらその試みをチェックしましょう。

先に挙げた大企業の「いいところ」、たとえば有給が取れるとか必要のない出張があるとか人間ドックが無料とかは、これは仕事のしやすさに関係ないです。ただの報酬です。

安定を自らの中にインストールするためには、仕事をしないといけません。

それも訳の分からない制限の中でやるのではなく、のびのびとした自由な環境で集中してすることが重要です。

「うへぇ、仕事なんてやりたくないよ」

じゃないんです。

それは、やらされている側で言っているからそうなります。(※個人の感想です)

やらされている側での仕事は放電中。やる側での仕事は充電中。(※個人の感想です)

やる側に立って仕事をしていると、全然苦しくないですし、どんどん力がついて、安定のインストールが進んでいくのです。(※受取り方には個人差があります ※精神に異変が見られたときにはご利用を止め、医師に相談してください)

ということで会社は、社員が「やる側に立って能動的に仕事ができる環境」を整えていかないといけません。

たとえば、弊社の社内ルールを5~6個ご紹介しましょう。


■ゴールドランチ

昼休憩を45分以内に帰ってきたら、休憩時間分の給与を手当として還元します。

誤解されると困るのですが、基本的に昼休憩は1時間取っていいです。多くの人は1時間休んでいます。
ただ、人によっては1時間もかけて昼を食べたくない、一人で30分ぐらいで牛丼など食べてすぐに業務に戻りたい!という人もいます。プログラマにはそういう人多いですね。

そういうときに普通の会社であれば、せっかく早く帰ってきたのに30分タダ働きになってしまいます。

社長の私が昔そういうタイプでそういうのって悲しいなぁ、と。というころでプラムザでは、その休憩時間の給与相当額を手当として還付してます。これが1ヶ月続くと結構大きな金額になります。


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お昼に1時間も休んで何しますか?


■シェルモード

基本的に会社というのはチームですから、コミュニケーションが大事だと思うのです。

だから常に人が話しかけやすい雰囲気というのが重要ですし、仲間同士が話している内容がそれとなく耳に入ってくることも大事だったりします。「ああそれ、前に○○さんがやってはまってたよ。たぶん回避策知ってるんじゃないかなぁ」なんて発言が飛び出すことが、一つ屋根の下で開発している一番のメリットですね。


しかしそうは言ってもどうしても集中して仕事をしたいときがあります。

そういう時は、社内SNSで「シェルモード」に入ることを宣言し、1時間以内ですがヘッドフォンを装着して仕事ができます。その間、他の社員はむやみに話しかけたりしないなど、集中を妨げない配慮をします。「メリハリを持って仕事をしよう」というプラムザの社風から生まれた制度です。


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片耳だけでいいですから、と社員の一人は懇願した

■アンパンマン・コンプガチャ

会社には、誰がやってもいいが誰かがやらなければならない仕事というのがあります。たとえば、何故か時と共にこんがらがるサーバーラックの配線を整備する、この回線が何の用途で使われているのか全社員に確認する、会社案内の資料を丁合する、観葉植物についたカイガラムシを排除するなどなど。

そういうのを強制的に割り振るのもアリと言えばアリですが、できれば自主的にやってもらいたい。しかし「自主的にやって」と言えば常にやる人は固定化してしまい、いつしか1人の優しい人に仕事を押しつけている形になってしまう。

そこで考えたのが巷で問題になっているコンプガチャの方式でインセンティブを与える制度。説明すると長くなるので下記を読んでください。


過去記事(オルタナティブブログに移転したため、「いいね!」やtweet数がリセットされてます)

影で人知れず頑張ってる人に甘えてはいけない

その他、仕事がしやすい環境について、いろいろ本気で考えてます。

■フレックス

フレックスは本気でやらなきゃ機能しない


■必ず45分以内に終わらせる会議-3QC

文句を言っていい権利と厳しさについて


■グリーンレポート

なぜプラムザは時代遅れの紙の報告書を導入したのか

最後の方はリンクを貼っただけになりましたが、このように会社というのは、社員が主体性を持って気持ちよく仕事ができるための環境をあれこれ考える必要があると思います。時には客観的指標を作ったり、時にはゲーム性を持たせたり。

そして大事なことは、この環境の中で存分に成長してもらい、社員と会社の相互に大きなメリットを出していくということでしょうね。

メリットが片方に寄ったとき、それは搾取あるいは寄生ということになってきます。

搾取は力のある人から抜けていき長続きしませんし、寄生はいずれ会社を潰します。というか、せっかく憧れの中小企業に入ったのであれば、「生きる力=安定」をインストールする努力をしないのはもったいないです。

と、そんな考えを持っている社長の下で、ちょっくら働いてみたいというエキセントリックな方がいれば、是非弊社採用ページからご応募下さい。異業種からの転職歓迎。未経験者歓迎です。

国内ラボ開発のPMも募集してます。

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その他、何ができるかよく分からないけど、なにかできそうな気がする人はこちらからもどうぞ。



 

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