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iPad 3rd genを購入してみた~まとめ&将来の予測

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"iPad 3rd genを購入してみた~ベンチとかRetinaとか作ったアプリの対応とか~"、"iPad 3rd genを購入してみた~Canvas&SVGベンチで負荷をかけてみた"を書いてきましたが、ベンチや少し使ってみた感想を書いてみます。

○感想

iPad 3rd genの一番の売りはRetinaディスプレイでしょう。ですが、私はあまり感動しませんでした。"太陽系 for iPad"を見ても、QuarStrをやってもそれほど感動はありませんでした。もっと高画質な画像を見てみると違った感想をいだいたのかも知れませんが。

RetinaディスプレイになったiPod touch 4th genを購入時は"おぉ、すごい"と思いました。なぜ、同じ感動をiPad 3rd genで思わなかったのでしょうか。dpiがワンランク違うからでしょうか(iPod touch 4thは330ppi、iPad 3th genは264ppi)。

いろいろ考えたのですが、一つの要因として私の目が悪いため、iPadのサイズを見る時にある程度離すため、高いppiをそれほどダイレクトに感じることができないのかも知れません。iPod touchは手で持ちますが、iPadは机の上において使うからではないかと。距離が離れすぎているのかも知れません。

ベンチ結果を見ていても私が最も気にしていたMobile Safariの描画に関してはiPad 3rd genはGPUの強化をあまり感じられない結果が出ています。解像度が上がって入るためGPUの強化が相殺されているのか、それとも他の要因でしょうか。とりあえずMobile Safariに関しては描画はあまりあがっていないのは残念です。バイナリアプリは性能アップがあるようですが。

○出荷台数はどうなるのだろうか?

iPad 3rd genは、発売週の週末だけで300万台売れたようです。今のところiPadが2012年の出荷予測は、6,600万台が予想されています。2012年のメディアタブレットの出荷台数が1億台を予想されているため、60%近いシェアになります。

AppleはiPhoneの年間出荷台数比が2010/2009が89%増、2011/2010が96%増とほぼ2倍に成長しています。iPadが年間出荷台数が2011年に4,049万台でしたので、同じ程度(90%増)に成長すれば7,700万台程度に到達します。ここまで高い成長率を達することができるかわかりませんが、App Storeとの関係や噂になっている8インチiPad等が販売されれれば予想されている数字を軽く突破する可能性はあると思います。

○iPad 3rd genの他のデバイスへの影響は?

iPad 3rd genの最も優れているRetinaディスプレイでしょう。そのディスプレイが他のデバイスにどのような影響を与えるでしょうか?

AndroidタブレットはCES 2012で1,920x1,024との製品が発表されています。Androidタブレットは、高解像度タイプと7インチタイプ(1,280x800)の2つの製品群に分かれて発売されると思われます。既にAndroidタブレットの影響は噂になっている段階で影響を与えています。

ノートPCにも波及するかも知れません。噂ですがAppleはMacbookのラインナップに高解像度のディスプレイを搭載するとも言われています。もし、これが実現されれば、かなり影響は大きいでしょう。

UltrabookにあるようにAppleがノートPCでもトレンドを引っ張る傾向があります。このため、Macbookで高解像度ディスプレイを販売されれば、他のメーカも追随する可能性があります。

Ultrabookカテゴリのディスプレイは1,366x768の固定化されています。価格を考慮に入れているのかも知れませんが、高解像度の方が利便性(今のOSはdpiを設定できるので)は高いでしょう。iPad 3rd genの影響がノートPCまで影響を与えて欲しいものです。

○次のiPadはどうなるのだろうか?

AppleはCPUの変更と一緒にハードウェアをリフレッシュします。Macbook Proがその典型的例で、IntelのCPUのUpdateと同じタイミングで新製品を発売します。

iPadは2回バージョンアップしましたが、両方ともCPUのupdateしています。iPhoneは3GS以外はCPUのupdateを一緒に行っています。

このため、iPhone 6th genやiPad 4th genでも同じようにCPUのupdateを行うでしょう。

iPhone 6th genはA5Xは搭載しないと思われます。iPad 3rd genでバッテリーを増量出来ましたが、iPhoneでは同じことは出来ません。また、A5で十分なGPUパワーがあるならば、解像度が上がらない限りA5Xにupdateする必要性はありません。

では、CPUのupdateがないかと言えば、そうではなく32 or 28nmへのシュリンクとCortex-A15にチェンジした製品が出てくるのではないかと思います。PowerVR Series 6(G6200 or G6400)の搭載が時期的に無理かなと思うため、GPUのupdateはA5X並かないと思います。

2012年秋にCPUのupdateがあればiPad 4th genを同じ時期に発表しても面白い気がします。年1回のリフレッシュを厳守するならば、2012年秋は8インチサイズ(解像度は1,024x768ならば)のiPadを登場させても面白いと思います。

2013年春のiPadの季節は?となれば、2012年秋のiPhoneに乗せたCPUを4コアにするか、GPUをPowerVR Series 6を搭載してupdateでもいいのかと思われます。

iPadの発表をここ2年ばかりGDCにぶつけていることを考えればiPadを家庭のゲーム市場に進出する気満々でしょうから、GPUの強化を他のARMメーカ以上に行う必要性があります。

2013年ぐらいからはiPadとiPhoneでは共有ではなくそれぞれ専用ダイで分離した製品を使っていくのではないかと思います。iPadがゲーム専用機と闘うにはiPhone用のバッテリー駆動時間を重要視するダイとは別にする必要性があると思われます。

2013年秋にはCortex-A7を搭載してbig.LITTLEを採用してiPhone 7th genでバッテリ駆動時間を延ばす方向性かなと予想しています(この機能がiPadで必要かどうかわかりません)。

2014年春は、タイミングがよければ64bitに対応したARMv8が登場してもいい時期かも知れませんが、春は少し早いと思うので、2013年春に盛り込めなかった機能を搭載でしょうか(コア数増量か、GPUを強化か、Wide I/Oでメモリ帯域増量か)。

○まとめ

iPadに求める機能は人によって違います。メディアビューアーだったり、ゲームだったり、WEBブラウザだったり、タッチパネルを使った簡易な入出力装置だったりします。こればかりは人それぞれです。

私はWEBを見るのもメディアビューアーも今のところPCの方が便利だと感じている派です。また、ゲームはほとんどしません(じゃ、なんで作っているんだよ!)。もしiPadがもっと軽ければ電車内で本を読んだりするかも知れませんが、今の重量ではとても使いたいとは思えません。

このため、初代のiPadを購入してもほとんど使っていませんし、iPad 3rd genでも同じようになるのではないかと思っています。

これは私の利用方法に関する率直な意見です。iPadとMacbook Airの両方を持っているユーザが、Macbook Airの方をメインにする人もいるため似たようなことを考えている人はいると思います。もし、iPad 3rd genをRetinaディスプレイに感動をもてない人がいればなおさらです。

ですが、iPadを端末としてメインと据えている人は違うと思います。Retinaディスプレイは十分に綺麗ですし、iOS 5から本体が不要ななったため、iPadが最初のパーソナルコンピューターで且つ唯一のパーソナルコンピューターの方もいるでしょう。アプリの数も増えていますし、それで不自由を感じないユーザも多いと思います。入力が多くなければ、iPadにつけることが出来るキーボードや、ソフトウェアキーボードでも十分です。

ライバルと思われているUltrabookは価格差でライバルとは言えませんし、AmazonのKindle FireやASUS等の低価格製品は、Appleの戦略スコープ外でしょうから影響は少ないでしょう。

そうなるとiPad 3rd genの小幅のupdateでもライバルはいなそうな気がします。

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