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スマートフォン市場(Q1'10)~好調持続~

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GartnerからQ1'10の携帯電話/スマートフォンの出荷台数に関して公開されました。

Gartnerは、2007年分からスマートフォンの販売台数を公開してます。このため、携帯電話とスマートフォンの出荷台数の前年同期比と携帯電話の中のスマートフォン出荷台数比率をグラフ化してみました。

また、スマートフォンOSのシェアを表にしました。ただし、Gartnerが公開しているデータは年毎にスマートフォンOSシェアを公開していますが、四半期毎に出していない場合もあったため、2007~2009年は年の、Q1'10は四半期のシェアです。

■出荷台数前年同期比

■スマートフォン率

■スマートフォンOSシェア

Symbian RIM Windows
Mobile
Apple Android
2007 63.5 9.6 12.0 2.7 0.0
2008 52.4 16.6 11.8 8.2 0.5
2009 46.9 19.9 8.7 14.4 3.9
Q1'10 44.3 19.4 6.8 15.4 9.6

Q4'08~Q2'09までの間は世界的な不況のためマイナス成長を余儀なくされたデバイスは多くあります。携帯電話もそのうちのひとつです。ですが、スマートフォンの不況の時期でもプラス成長を続け、さらに回復したとたんに50%近い成長率を見せました。それぐらいスマートフォン市場は活気があります。

また、携帯電話の合計のうちスマートフォンに占める割合が増加傾向になっています。この勢いは今のところ止まる気配が見られません。出荷台数前年同期比のデータで携帯電話とスマートフォンの今の位置が逆転する日がくるのでしょうか?もしそのような時がこないならば、それは携帯電話=スマートフォンとなった日でしょう。

シェアの表を見るとAndroid端末の伸びはかなりのものです。凋落が激しいSymbianとWindows Mobileは見るべきデータはありませんが、近いうちにRIM、Apple、Androidの三つ巴の時代が来そうです。RIMの伸びが欠きはじめているようにも見られるため、もしかするとさらに時代が進むとApple vs Androidの時代が来るかも知れません。

Appleは年に1回しか新製品を発表しないため、シェアを大き伸ばす四半期と停滞する四半期の2パターンあるため、Q1'10は停滞四半期なのでしょう(次の製品を発表したので)。

Android端末が増えているようですが、日本でも製品が増えてきました。ドコモ、au、ソフトバンクでそれぞれ新製品を発表しています。2009年の夏ごろはHT-03Aしかなかったことが隔世の感じがしなくもありません。ただし、HT-03Aには満足していないのですが、今ほしいと思うような製品がありません。もう少し機種が増えることを期待することにします。

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