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Google I/O 2010の感想

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Google I/O 2010が行われましたので、感想を。

いくつかの重要な発表がありました。以下がそれに該当すると考えています。

・Android 2.2
・Google TV
WebM
Chrome Web Store
Google Waveが一般公開
Google Storage for Developers
企業向け「App Engine」とVMwareとの提携を発表
Google Latitude API
・Google Font Directory & Google Font API

Androidのバージョンアップは性能がアップが主眼の様でした。スマートフォン等のモバイルガジェットも速度が必要になったのですね。Gartnerが、"Gartner Says Worldwide Mobile Gaming Revenue to Grow 19 Percent in 2010"にモバイルゲームカテゴリの2010年の売り上げが、2009年の19%増で56億ドルになると予想しています。また、2014年には114億ドルまで成長を期待されています。これらは、スマートフォンやApp Store等のオンライン販売のためだとそうです。このため、Androidの性能向上は必須でしょう。

Google TVやWebMは、非常に大きなインパクトがあるのかも知れないのですが、私は既にTVを見ないですし、ネット上の動画もほとんど見ません(発表会などの動画はたまに見ますが...例えばGoogle I/OのKeynoteとか)。ただし、WebMによってフリーの動画のフォーマットがサポートされることは前進だと思いますが、SafariがサポートしないのはAppleとGoogleの犬猿の仲を象徴しているようで困ります。

Latitude API、Google Wave、VMwareとの提携はGoogleの守備範囲の広さが慮実に現れている感じがします。Latitude APIは、スマートフォンには必要な機能でしょうから、面白サービスが出てくると良いですね。Google Waveはスタート時に入りましたが、そのときは"う~ん"と感じだったのでまたアクセスしてみたいと思います。

VMwareとの提携は、Googleがクラウド戦略の多様化を進めている感じがしますね。このあたりは主要プレイヤーの綱引きにも見えますが。

Google Storage for Developerは、現在のところUSのみのため使用することはできませんが、100Gバイトのストレージと月間300Gバイトまでの帯域を無料ならば試しに触ってみたいですね。Gmailの容量制限が7GBであることを考えると、Google Storageはかなり巨大な容量に見えます。転送量は個人で使用する場合は上限に達しないのではないかと思います。

私は、Google I/Oで一番興味深く発表を読んだのはChrome Web Storeです。昨今App Store等オンラインストアーがはやっています。このため、Chrome Web Storeの準備するのは妥当な戦略です。それほどChrome OSのスタートに華を添えたいのでしょう。

私としては、App StoreやAndroid Marketでは疎外感がありました。それは、MacやJavaが書けないので、自分には関係ないと考えていたのですが、Chrome Web Storeならば参加できるのではないかと思うので、ぜひともチャレンジしたみたいと思っています。

Google Font APIに関しては、Chrome拡張を作ってみます。

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