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グローバル化する中で日本人はどのようにサバイバルすればよいのか。子ども×ICT教育×発達心理をキーワードに考えます。

Withコロナを見通した教育ICT活用 -Chromebookの活用について-

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2020年春は、新型コロナウィルス感染拡大の影響で学校が休校となり、教育現場では厳しい対応を迫られることになりました。そこで、シリーズとして望月陽一郎 先生に「Withコロナを見通した教育ICT活用」についてお話を伺っていきます。

【望月陽一郎先生・略歴】
大分県立芸術文化短期大学 非常勤講師。Forbes Japan 電子版オフィシャルコラムニスト。元公立中学校教諭(理科)・大分県教育センター情報教育推進担当主事・指導主事・大分県主幹等を経験されています。
望月陽一郎 個人サイト:http://mochizuki.net/

Chromebookの活用について

-「最近、教育現場でChromebook の導入が増加している」という記事を読みました。

▼公立学校の導入が急増するChromebook、埼玉県は県内の高校35校に導入
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00157/042400061/

また、前回の最後で望月先生もChromebookを使用されていることをお伺いしました。Chromebookの活用事例についても教えていただけますか。

望月先生:Chromebook Google ChromeOS で動作しているPCで、最近では2 in 1PCでもタブレットの形でも使うことができる)のものが増えています。

Chromebook
https://ja.wikipedia.org/wiki/Chromebook

2020年秋以降にChromebookWindowsMicrosoft Officeが使えるようになる見込みというニュースも見かけました。活用の幅がさらに広がったように思います。

Chromebookで今秋、「Microsoft Office」利用可能に Parallelshttps://www.itmedia.co.jp/news/articles/2006/17/news050.html

望月先生:以前からMicrosoft OfficeWordExcelPowerpoint)を使うことはできていました。

スマートフォンでMicrosoft Officeのアプリを使っている人はけっこういると思いますが、ChromebookではAndroidスマートフォン用のアプリも使うことができます。

スマートフォンよりも画面が広くまたキーボードもついているので、編集がしやすいですね。

また、Microsoft Office を使わなくてもGoogle自体が無償のOfficeGoogleドキュメント、スプレッドシート、スライド)を提供しているので、それを使うことも可能です。

Chromebookでもスマートフォン用のアプリを使うことができるのは便利ですね。OSの垣根を越えて様々なアプリを活用できるのはメリットが大きそうです。それでは、望月先生がChromebookを利用していて感じる一番のメリットは何ですか?

望月先生:まずChromeOS自体の起動が速いということです。SSD(フラッシュメモリ)を搭載しているものがほとんどなので、電源を入れてすぐ使えるのが最大のメリットですね。

また、先ほど言ったようにスマートフォン用のアプリが使えるので、スマートフォンとChromebookを場面に応じ使い分けている人も多いのではないでしょうか。

Googleアカウントでログインするため、

  • アプリの共有
  • データの共有

などがしやすく、アカウントは他のOSWindow, iOSなど)でも使えますから、プラットホームを選ばないといえるでしょう。

また、セキュリティソフトを特に必要としていない(ウイルスチェックを自動でしてくれたり、OS自体のセキュリティアップデートも自動に行われたり)のもお得ですね。

-スマートフォンとChromebookを場に応じて使い分けられるのは便利ですね。そして、G Suite for EducationなどGoogleのアプリケーションを活用しやすいメリットもあるかと思いますが、いかがでしょうか。

G Suite for Education
https://edu.google.com/products/gsuite-for-education/?modal_active=none

望月先生:G suiteは、先ほど述べたようにOSを問わないのですが、Chromebookはログイン自体がGoogleアカウントなのでダイレクト感が強いですね。

Windowsであれば、
Windowsへのログイン→ブラウザを経由してGoogleログイン
というように間接的であり、手順も多くなるからです。iPadでも同様に間接的にアプリでログインすることになります。

子供たち一人一人に配布されるGIGAスクール端末について、Googleがリサーチしたデータも公開されているので、それも参照してみるとよいですね。

▼教育委員会向けGIGA スクール構想リサーチ 2020
https://services.google.com/fh/files/misc/giga_research_2020.pdf

>>「Withコロナを見通した教育ICT活用(第4回)」に続く(202011月公開予定)

関連記事

望月先生がmicro:bit を活用したプログラミング教育について、当ブログで連載した記事のまとめは以下の記事からご覧いただけます。

▼【連載まとめ】micro:bit プログラミングとこれからのプログラミング教育https://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2019/02/microbit.html

※連載まとめは、望月先生の連載(5回分)を片岡が再構成してまとめたものです。

 望月先生は、全国各地で依頼によりプログラミング教育やmicro:bitに関する講演やセミナーをハイブリッド型(オンライン+オフラインなど)していらっしゃいます。プログラミング教育が必修化された小学校の先生方も参加されてみてください。

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