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グローバル化する中で日本人はどのようにサバイバルすればよいのか。子ども×ICT教育×発達心理をキーワードに考えます。

歴史記録になる文章を目指して書く

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今、この瞬間を書き残したい

私はなぜ文章を書くのか。それは今の世の中の事象をブログで歴史資料として残したいからです。

きっかけは私が10代の頃、唯一ほめられた事。それは「論文を書く」事でした。得意不得意の差が大きく、褒められる事が少ない子供でしたが、論文を書くと先生も同級生もみんなが「面白い! 」と喜んでくれました。ほめられたら嬉しいから頑張る。頑張ると気持ちいいからもっと頑張りたい。私はできの悪い子供だったのですが、文章を書く行為は私にとって快感になりました。

しかし残念なのは文章がうまいわけではなかった事です。みんなが褒めてくれていたのは「論考」であって、文章そのものが上質なわけではありませんでした。勘違いをしていた私はライティングのアルバイトをしましたがあっさり挫折をしました。

数年してITに関するブログを書き始めてから気が付きました。お金になる・ならないではなく私は「論考」を読者に読んでもらうことが好きだと。「"好き"という感情に突き動かされて論考を書きたい」と思い始めました。

そうして書いているのが「片岡麻実の「テクノロジーとリベラルアーツが出逢うとき」:ITmediaオルタナティブ・ブログ」です。書いているうちに「私は現在の事実を歴史記録として後世に残したい」と思うようになりました。

そうして書かれたのが「大震災! その時、石巻の通信インフラはどうなっていたのか」です。千年に一度といわれた大震災が私が生きている時に起きました。この記録は後世の人々のために今、きちんと書き残したいと思うようになりました。

逆に「幕末、安政大地震から奇跡の復興を果たした紀州 広村の商人・濱口梧陵とはいかなる人物か」は過去の日本人が記録として残して下さった叡智を現在の日本の皆さまに伝えたいと心から思って書きました。

歴史記録は紙の文献や電子書籍で残した方がいいと思われる方もいらっしゃるかと思います。ですがブログには紙や電子書籍に勝るとも劣らない大きな利点があります。それは「読者とリアルタイムで記事を育てることができる」事です。

ブログを育てる

星新一さんのSF小説が暗に言いたかったことはなんだろう?」では昔読んだ星新一さんの小説について読者のみなさまが様々な視点で情報提供・考察をしてくださり、読者のみなさまのおかげで内容が深まっていきました。

参考:
オルタナブログはどうだった?(7/5~7/11):成長するブログ
ITmediaエンタープライズ

そしてブログは書籍と違ってリアルタイムで修正を加えていくことができます。書籍だと次の刷りのタイミングまで修正ができません。

ブログはウェブを通じて「世界中の人が見る」という利点とリスクがあります。書き手が少しでも判断を誤れば諸刃の剣になります。

しかし、過去・現在・未来をつなぐ記録を残すためにブログは一番便利なメディアではないかと考えています。これからも「過去の情報を駅伝の中継のように現在につなげ」「今の記録を未来につないでいけるように」オルタナティブ・ブログを書き、読者とともに育てていきたいと私見では思います。

話は飛びますが、紫式部が宮廷に初めて出仕した時、先輩女房たちから仲間はずれにされたので半年近く引きこもったそうです。その後、再び宮廷に出仕した時、なにを訊かれても「天然ボケのふり」をしたら場に馴染めたというエピソードが『紫式部日記』に書かれています。女性同士の人間関係の作り方は今のOLとあまり変わらないかもしれません。

紫式部は今から見れば古典文学の人。でも平安時代の人から見れば現代文学の人。いま書いているブログも100年後の人が見たら古典文学かもしれません。今を見据えつつ、未来の人に読まれても恥ずかしくないブログを目指して私は文章を書いています。

>>「オルタナティブな生き方 片岡麻実さん:目指せ、古典文学となるブログ!」に続く

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