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価値観・経験がバラバラな部下や後輩に教える人(社内講師)としての下準備

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これまで、業務を通じて得てきた知識・技術・経験を、未経験者(新入社員、新しく配属された人、中途採用者、社外関係先)に教える「社内講師」になるメリットや、教えるための手順の全体像を紹介してきました。

今回からは、具体的な取り組み方法を紹介します。

一番最初に取り組むのは、STEP1自身の経験の棚卸し(1)これまでの業務歴全体(仕事※学生時代のアルバイトを含む)の経験の棚卸しです。

STEP1:自身の経験の棚卸しー(1)これまでの業務歴全体
入社時からの業務歴(時間的に余裕があれば、学生時代のアルバイトの経験や人によっては、委員会、習い事、クラブ、サークルなど、コミュニティ活動などを含め)棚卸します。

社会人以降の経歴に学生時代の経験を含めることは、一般的にはほとんどありません。しかし人は、社会人になるまでにも多くのものを身に付けているので、そのことを振り返っておくと、教える時に役立ちます。また、誰に見せるための資料でもないので、一度自身のこれまでの歩みを振り返ってみることは気づきも多く価値があります。

では、具体的な項目を見ていきます。棚卸しする項目は以下の通りです。
①記入(更新)年月日
②年
③所属(部署、アルバイト先、委員会、習い事、クラブ、サークル他)
④担当業務(必要に応じて役割も)
⑤業務を通じて身に付けた知識・技術や得られた人的ネットワーク
⑥役立ったツールなど(知識や技術を身に付ける上で役立ったツールや方法、人的ネットワークを築く上で役立った活動など)
⑦その他

フォーマットは、エクセル、ワード、PPTなど、ご自身が使いやすいツールで作成します。(以下の表はフォームのイメージです)
業務経験の棚卸し.jpg

フォーマット内の「⑥役立ったツール・方法など」の記入意図
フォーマットの①~⑤までは、このようなフォームには必ず設けられる項目です。それに加えて今回「⑥役立ったツール・方法など」の記載欄を設けたのには2つの意図があります。

1つ目は、人が知識や技術を習得する目的やプロセスは様々
2つ目は、他者のスタイルについて情報収集しやすい

という理由からです。

知識や技術を習得するためのツールや方法を書き出す理由
2016年、私はキャリアコンサルタント(国家資格)の取得に向け、スクーリングをスタートしました。スクーリングでは、キャリアコンサルタントに必要な知識やスキルの指導があります。
そのうえで、合格するためには、自己学習時間の使い方が合否を分けます。

講座仲間の間では、有効そうな情報の交換が盛んでした。例えば、ネットの情報、わかりやすい参考書、勉強会など、次から次へと溢れんばかりです。

仲間の話を聞いていると、それだけの学習時間をかけることができない自分は、非常に不安になりました。

不安の最中、スクーリングの講座の中で「合格経験者」に話を聞く機会がありました。
その方は、知識については、過去問題に繰り返し取り組むこと、スクーリングで提供されたテキストを3回以上熟読すること、スクーリングのサブツールとして提供されている通信講座の資料を活用する、「3つを徹底すれば十分」とお話されていました。

私はその話が的を射ていると感じ、とにかくそれだけ徹底して行いました。その結果、希望通りのタイミングで合格することができました。

しかし、より高いレベルで合格を希望した仲間は、プラスαのツールを活用し、結果としては高得点で合格しています。

以上の経験から、その人が目指すレベルによって、活用するツールの範囲も異なるので、求めるレベルや状況に応じて使い分けが必要だと感じた出来事です。

見方を変えると、教える時は、相手が目指したいレベルと現実のレベルとのギャップを捉えた上で、状況を鑑みて使い分けることが必要です。
特に、ツールが多様化する現在は、その見極めが重要だと感じています。

そのためにも、まずは自身の傾向を把握し、同様の知識や技術を身に付けた人から情報を得るときに整理しやすいよう、フォーマットに自身の経験を記載しておくことは効果的だと思っています。

なお、棚卸しを一人でやる気がしない...という方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、誰かを誘ってもいいでしょうし、キャリアコンサルタントの方に相談するのも効果的です。

弊社でも個別の相談を承っているので、よかったらご活用ください。

次回は、具体的に教えるテーマの棚卸しの方法を紹介します。


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