リモート環境をブランドイメージアップにつなげられる組織と、イメージダウンになる組織の違い
リモートワークが定着しつつある昨今でありますが、リーダーと若手の意識の差が、将来的なブランドイメージを左右しそうだなぁと思ったので共有します。
昨今の研修(インハウス、公開型のいずれも)は、ほとんどオンラインで開催しています。
その中で気が付いたのですが、
・マネジャーやリーダー
など、ある程度のポジションについている人は、画面でのコミュニケーションにおいて、他者にどのようなイメージを持ってほしいか、自社(および自身)のブランドをしっかり意識している人の割合が多いと思います。
例えば、
・会社のロゴや製品が入ったバーチャル背景の利用
・ビデオに映ったときに、正面を向き、アイコンタクトがしっかりとれている
・表情豊かな人の割合が多い
などです。
しかし、そのようなポジションについていない人はどうかというと
・指示をしないと、画面がオフの状態
・ビデオに映ったときに、横向き、顔が半分になる、暗い
・無表情な人の割合が多い
などです。
この要因については、前回の記事でも触れましたが、若手になればなるほど、リモート環境下では、社内ミーティングでは画面オフ、発言機会がほとんどない、自分から情報を発信する時は、メールまたはチャット、という環境になりやすいことに起因していると思います。
では、彼らよりも若い、新入社員はどうかというと、新入社員は、就職活動で、リモート面談に慣れているので、リモートでのコミュニケーションが上手な人の割合が多いです。
問題は何か?
今若手の社員も、まずは、プロとして一人前にになってもらいたい。そしてゆくゆくは、リーダーになってもらいたいと考えるのが組織です。また、顧客からは、パートナーと言えるレベルの信頼を得ることを期待されていることでしょう。
しかし、今の状態を彼らの立場から見ると、存在を消され、発言機会もほとんどない、プロジェクトなどで求められる要求水準と納期を守る、単なる作業担当者、として扱われているような気持ちになっているのではないでしょうか。
そしてある時急に、プロとしてやリーダーとしての意識の有無を問われても、彼らは、何をどうしていいか、わからない。しかし、上司や先輩は自分たちと同じレベルができることを当然のこととして期待する。
そんなことが起こるのも、そう遠くないと感じます。
「お客様から信頼される見た目」について意見を求めてみる
では、彼らに将来プロやリーダーになってもらうために、今から意識づけていくために、どのようなアプローチが考えれるでしょうか。
私がお勧めするのは、
・会社の方向性(会社のビジョン、中長期の計画)や方針のもと、これからお客様とどのような関係性を築く必要があるのかを共有し
・お客様とコミュニケーションを取るときは、どのような印象を持ってもらうことが理想か
・そのために、例えば、オンラインでミーティングをするときに、どのようなことに気を付けるとよさそうか
など、意見を求めてみることです。
そして大事なことは、一人のプロとして、リーダーとして、今のポジションとは関わりなく、対等に話を聴くことです。
アイデアを試してもらう
そのうえで、彼らが大事だと思ったことを、日々のミーティングで、短い時間で試してもらうことです。
いつか、その役割や立場を担ってほしいのであれば、
今から、その役割や立場に相応しい考動に近づけるように、
日々の中で訓練する。
それをする組織と、しない組織では、大きな差がつくのではないでしょうか。
ずっと画面オフで過ごしている場合は、なかなか抵抗があるかもしれないので、画面オフの状態で問題意識を共有し、スケジュールを皆で決めて取り組んでいくのも効果的です。
大事なことは、彼らへの期待と現状のギャップに気づき、期待する方向に合った環境をつくっていくことです。それが、将来的なブランド力を左右すると思うのです。
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