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リモートワークに課題はないの?若手社員が抱える不安や焦り

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まんえん防止や緊急事態宣言により、多くの組織で取り組みが進んだリモートワーク。一見慣れてきて問題なく進んでいるように思えますが、新入社員~若手社員の研修で発言を聞いていると、「本当に大丈夫?」と、思うことがありました。

そこで今回は、若手社員の発言と、今のタイミングで取り組んでおくとよさそうなことについてまとめてみます。

若手社員の発言(まとめ)

・業務がこれまで以上に仕事が出来る人に集中している
・その人に聞きたいことがあっても「忙しいから仕事を増やしてはいけない」と思って遠慮してしまう
・「手伝いたい」と思っても、わからないことが出てくると、教えてもらう時間が必要になるから、何だかそれも申し訳なくて、言いだせない
・本当は、知識や技術を高めたいから、仕事をやらせてもらいたい
・だけれども、この2年のリモート化で、業務の全体像が見えづらくなっていて、自分の知識や技術がどの程度の役に立つのか、正直わからない
・お客様のことも、現場を見る機会がなくイメージが湧きづらい
・本当にこのままで大丈夫か、段々不安になっている
・時間が空いている時とか、知識や技術の勉強をしておきたくて、そのことを相談したいが、相談する時間を取ってもらうのも申し訳がない
・上司や先輩から「大丈夫」と聞かれて「大丈夫」と答えるが、自分が何を知っているべきか、できているべきかがわからないから、モヤモヤする

このような発言を聞き、私が上司や先輩だったら、今、彼らに何をしてもらうだろうか?と、考えてみました。

「キャリアシート」を活用し現状を把握する
例えば、次のようなことは効果があるのではないかと思いました。それは、2020年4月~現在に至るまでの業務を棚下す「キャリアシート」の作成です。キャリアシートは、以下のようなものです。

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シートには一般的に書く内容にプラスし「業務を遂行する上で感じた課題」を記入できるようにしています。
・業務
・その業務を遂行する上で工夫したこと
 (自ら調べたり、聞いたり、学習したこと)
・その業務を遂行する過程で、身に付いた知識・技術・人とのつながり
 やりがいを感じたこと
・業務を遂行する上で感じた課題
 T(Time):時間がかかったこと
 P(Problem):悩んだり、困ったりしたこと
 M(More):後から振り返って「こうすればよかった」と思ったこと
 S(Skill):事前にあると役立つ知識やスキル

これらのことを記入してもらうと、おおよそ、そのキャリアで経験してほしいことや、身に付けてほしい知識やスキルの状況が把握できます。また、どのようなことにつまづき、どのような支援が必要かを客観的に捉えられます。

つまづいていることが分かれば、
・その分野に詳しい先輩社員のフォローを依頼する
・同期で教え合ったり、調べ合ったりするなど、学習の場を設ける
など、対策を取ることができます。

若手社員が抱える不安や焦り
研修の場で話し合っている若手社員の様子は、明るいムードではあるものの、貢献できていないことに対する申し訳なさや、ふがいなさを感じている様子が感じられました。

また、日頃の業務環境では、
・部署での会議⇒若手は発言機会が少ない⇒自分の存在価値があるのか不安
・日常のOJT
 関わる人が限定的になる⇒情報が入りにくい
 上司・先輩が忙しそう⇒必要最小限のことしか伝えらない
            自分が何がわかっていないのか、わからない
            それを確認や相談できない
など、モヤモヤしていることや、不安に感じていることを伝えられずにいるようにも見えました。

上司や先輩からアプローチしてみては?
以上のようなことから、上司や先輩から「この2年のリモートの課題を知りたいから」などの理由付けで、「キャリアシート」を記入してもらってはいかがでしょうか。業務の合間や手が空いている時などにちょうどよいワークになると思います。

記入してもらうことで、組織としての課題、個人としての課題、色々なことが見えてくると思います。よかったら、シートをご活用ください。(使いやすいようにアレンジくださいませ)

不測のリモート環境を、それぞれの成長のきっかけにできますよう。


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