さりげなく、かっこいいマネジメント
マネジメントに役立ちそうな話を、書籍をもとに紹介している本ブログ。前回は、マネジメント職にとって重要な仕事は「動機づけ」であることに触れました。さて、「動機づけは仕事である」ということがわかっても、では「どうやって動機づければいいのか」ということが気になります。その解説には、次のような図が用いられていました。
一見すると、われわれが普段目にするPDCAサイクルに似ていますが、内容は「管理職が取り組むべきこと」に絞られているようです。
そして、一番気になったのが、「計画」と「動機づけ」の矢印。「相関がある」ということだけは書かれているのですが、細かな説明は一切ありません。
そこで「計画」と「動機づけ」の矢印の意味について考えてみたところ、次のようなことが思い出されました。
ある人材育成の責任者の方とお仕事をしたときのこと。
その方の仕事は、仕事に求める成果、期間、リソースなどもかなり厳しいものであったのですが、担当者は「大変なんですよ」と言いながらも、その大変さを楽しんでいる様子がうかがえました。
なぜ、そのように楽しめているか。
それを考えてみたとき、その責任者の方は、仕事を任せる前の段階で、日常的に会社の問題や課題を話し、担当者からもいろいろな意見を聞いていました。
いわば、「計画前の段階で、すでに巻き込んでいる」
のでした。
こう考えた上で、マネジメント上手だなぁと感じる方の顔を何人か思い出してみると、「計画段階で、いろいろ相談しているなぁ」ということに気づいたのでした。
どうでしょうかね?
こうやって考えると、マネジメント上手な人って、さりげなく人を巻き込み、成果を出しているのかもなぁ・・・と。
そんなマネジメントができたら、かっこいいなぁと思うのです。
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