悩んだとき、迷ったときは「基礎」に戻る!
「東京大学に行けない」と悩む高校生に対して、精神科医である大平先生が出した処方箋は、「中学の英語の教科書から取り組ませること」。そして、その処方箋には効き目があり、高校生は大学に進むことができたという話を紹介しましたが、このお話で注目したいのは「中学の英語の教科書」です。
高校生が中学1年生のレベルから取り組めば、基礎を確認しながら達成感が得られます。「基礎」がしっかり身につくと応用力もつきます。物事を身に付けたり達成していく上で「基礎」は不可欠です。
この点を仕事に置き換えて考えると、身近なことで「できることをあえて目標設定」→「達成」というサイクルをつくりながら自信をつける方法もありますが、例えば、新入社員研修のテキストを振り返ることも有効かもしれません。例えば、新入社員研修のテキストには、
・「なんのために働くのか?」という働く目的を考える
・社会人としての役割は何か?
・会社組織とは何か?理念とは何か?
・仕事を進める上での基本
→PDCA
→報告・連絡・相談・確認
→仕事の意識(お客様・目的や目標・協力・品質・時間・コスト・改善・安全)
→チームで仕事を進める
→ビジネスマナー
など
あらためて振り返ってみると、はしょっていたり、我流になっていたり、ウェイトのバランスが悪くなっているところが発見できます。
このような項目に照らしてわが身を振り返ると、「目標」に「ストレス」を感じるときは、「目標」や「高いレベルの何か」に意識のウェイトが置かれすぎていて、「そもそも」という部分が疎かになっていたり、気持ちに余裕がないためにPDCA、報連相や確認が不足しがちであったなぁと感じます。
もしかしたら、「中学の英語の教科書」に相当するのは、社会人の場合は「新入社員研修時代に学んだこと」なのかもしれません。
大平先生の話を思い出し、社会人にとっての「基礎」って何だろうと考えたことで、灯台もとくらし的発見。悩んだり、迷ったりした時は、「基礎に戻る」。これが秘訣といえそうです。
~夢を創り、夢を育む~出あいに、感謝
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