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日本を環境立国にするために、ITベンチャーを飛び出して起業しました。

132億円集めたビジネスプラン

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岩瀬大輔さん(@totodaisuke)の書いた、『132億円集めたビジネスプラン』を読みました。ご自身のライフネット生命保険株式会社創業の経験をもとに、事業計画の策定から創業のための資金調達、そして事業開発のためのチームビルディングに至るまで、明快に書かれた本です。


私自身も現在、起業のまっただ中にあり、いわゆる資本を集めてEXITを目指すベンチャー起業とは違うものの、事業計画を立てて様々なステークホルダーからご支援いただく点においては変わらない状況です。よりインパクトのある、大きく成長するビジネスを構築するためには、多くの方々に応援していただけるようなビジネスプランを明示する必要があります。


この本のなかでは、大きく成長するベンチャーの条件として以下の3点が挙げられています。

1. 市場が大きいこと
  =「誰もが日常的にやっていることを対象にせよ」

生命保険の市場は40兆円以上、多くの人々がライフイベントを期に加入を検討する、生活に安心を提供するサービスです。一方で生命保険業の免許を取得するのは容易ではなく、保険業を営業するための資本準備金などと併せて参入障壁が高いために、過度の競争からは保護されているという特徴があります。

2. 市場に大きな非効率が存在すること
  =「多くの人が不便や面倒を感じていることを対象にせよ」

生命保険に加入する際に、比較検討材料が不明確であったり、細かいプランや特約が多すぎて商品内容が分かりづらかったり、あまり生命保険の営業に対して良いイメージを持っている方は少ないのではないでしょうか。保険料の算定基準も不明確であり、多くの生保レディやCMが存在する生保業界の利益構造は分かりづらくなっています。

3. 技術のブレークスルー、規制緩和などの環境変化があること
  =「不便さを解消する新しいソリューションを提供できること」

規制緩和によって、生保業界の価格決定に関して各社に委ねられる部分が多くなっています。また、ブロードバンドの普及とネット金融取引の普及によって、オンラインで金融商品を販売することについても受入れられつつあり、生活者志向の生命保険を新しく設計できるタイミングが到来しています。


上記のような条件が整ったことにより、ライフネット生命保険株式会社を創業することについて大きな可能性が感じられるようになりました。そこで、生命保険のことを知り尽くした出口社長(@p_hal)とハーバードビジネススクールで上位5%の成績を収めた岩瀬副社長が出会い、このベンチャービジネスに対して132億円もの出資が集められたわけです。


この本のなかでは、実際に投資家に対しての説明資料を作成するための「市場分析」「自社戦略」「財務戦略」「組織づくり」に関する論理形成のプロセスが収められており、それぞれどのようにアプローチしていったかについて分かりやすく説明されています。他のベンチャービジネスや新規事業の事業計画を立案する際にも、大いに参考になるのではないでしょうか。


私自身、上記の3条件を満たす市場として、現在は林業に非常に注目しています。事業計画を立案して、地方自治体や流通事業者とのアライアンスを組んでいる段階です。さらに、大手企業の資本参加であったり、人的・広報的支援といった面に関しても、この本の内容を参考にしながら提案していこうと考えています。


まさにドンピシャなタイミングでこのような本を出版していただいて、こりゃライフネット生命保険に加入するしかないな、と思った次第です。そんな岩瀬さんファンを増やすことこそが、地道な広報活動となるのでしょうね。



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