社内メンバーとのディスカッションをTwitter上で
皆さんは企業の中での情報共有、ディスカッションをどのような形式でしていますか。
同僚や上司と1対1で話すことも情報共有、ディスカッションですし、部門での週次の会議というのももちろんそれに含まれます。
こうした対面型(Face to Face)で行う情報共有が情報伝達の正確性、即時性という観点ではもっとも優れているとは思いますが、参加メンバーの時間帯を合わせる必要や会議までの移動時間、費用も考慮すると、必ずしもベストの方法とは限りません。
これまでご紹介したデジタルセールスのためのツールでは、お客様との間で、電話やメールのみならず、チャットやWeb会議という方法を備えていることをお伝えしてきましたが、こうした対お客様のみならず、社内においても様々な情報共有のためのツールがあります。
情報共有は必ず即時でなければならないというわけではありませんので、メールも情報共有のツールのひとつといえます。それ以外にはグループウェアやイントラネットの掲示板というのもそれに該当します。皆さんの会社の中でもこういったツールがあるのではないでしょうか。全社的なものだったり、部門レベルのものだったり、あるいはもっと少人数で柔軟にそういったツールをいつでも使える、という環境の方もいるかもしれませんね。
IBMではこういった情報共有を支えるコラボレーションツールを販売していますが、今日ご紹介するのはこのことではありません。
IBMではJAMと称して、世界中の社員がひとつのテーマについて対等な立場でオープンに意見を表明しあう場が時々オープンします。テクノロジーの活用方法についてのアイデアだったり、お客様に価値を届けるための最良の方法だったり、テーマは様々です。
こうしたことの延長ということでもないのですが、社外に対してもオープンにしたディスカッションを行うことがあります。
あるテーマについてのディスカッションについて、社内環境の中で行うのではなく、ケースによってはあえて社外にオープンにして行うこともあります。このテーマについてディスカッションをその過程も含めて広くオープンにして外部の方に知っていただきたいという場合、さらには外部の意見を知りたい、という場合に向いている手法だと思います。
今回、2025年の自動車業界の展望について、21カ国の自動車メーカー、部品メーカー、関連企業、政府、業界団体、学界の識者175名にインタビューを実施してまとめられた「IBM オートモーティブ 2025」が公表されました。これに関連して日本IBMのコンサルタントが日経Automotive誌(2015年10月号)に寄稿した記事について、その内容をどのようにとらえるべきなのか、キーとなるのは何なのか、輪読してみることにしたのですが、これを社内サイトではなくTwitterの場を用いて行いました。この輪読は有志の参加であり、業務として行われたものではないので、所属や役職にかかわらず様々な意見が出されました。私も別に自動車業界担当というわけではないのですが、興味があったのでこの記事を読み、Twitter上で意見を表明してみました。
何かの結論を出すための輪読ではありませんでしたが、様々な視点からの意見が表明され、ディスカッションとしてはなかなか有意義だったのではないかと思います。
このときの内容はTwitterのまとめサイト「Togetter」にまとめられていますので、ぜひご覧ください。
日経Automotive 2015年10月号記事『IBMの 「オートモーティブ2025」』を輪読してみた
たまにはこうした、いつもと違うテーマ、やり方でのディスカッションに参加すると、新鮮ですし自分で得られるものも多くて、なかなかいいなと実感しました。皆さんも機会があればこうしたものに参加してみてはいかがでしょうか。