抱き込め!ユーザー、巻き込め!デベロッパー:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 抱き込め!ユーザー、巻き込め!デベロッパー

クライアントの言葉に傷つくことのあるSIの方や、SIの言葉に何か騙されているような気がしているクライアントの方へ

« 2011年8月20日

2011年8月24日の投稿

2011年9月18日 »

山口さんが「車を買おうと思ったら欲しい車が無かった」なんてエントリーをされてるのは、自動車屋である自分に対する挑戦なんだな?と思ったり(爆)

でも、単純な話なんです。

みんなが欲しい、と思う車が生み出せていない、という意見がある、っていうことはメーカーとしての責任はあります。

でも、欲しい車が無い、っていうことは、”真の意味”ではそれだけの理由付けが無いってことでもあります。

イコール、仮に、一時、「お!それいいかも」と思って買ってもらっても、後で「なんで買っちゃったんだろ?」という後悔を思い起こさせるかもしれません。

それでも、それなりの額を費やしてしまうので、大概の人は、自分の選択が失敗に終わってしまったことを認める訳にはいかないので、そう思わないようにそう思わないように回避するわけですが。

だから、本来のあるべき営業としては、自分がコンサルテーションして、仮にお客様が当初思う浮かべていた理想像に対していくつか不満があった、としても、できるだけ希望に沿える最大公約数を見つけ出し提案するのが普通です。

とはいえ、

私が「どれがいいと思いますか?」って正直に切り出しているのに、いきなり「これがオススメですよ。人気です。」と答えた営業さんには驚きました。

と言われると、自分も感覚的に違和感があります。

山口さんが具体的に使い方を希望した上でそう言われたのか、それとも何も言わずしてそう言われたのか定かではありませんが。

例えば、飯屋さんや居酒屋さんで、「お薦めは?」と言って即答できないスタッフが居たらどうでしょうか?(お客様の好みも聞かずして、というところは多分にあるか、と思いますが)自分はそれはそれで不誠実だと思います。素直に、何がお勧め、と言われた時に即答できる方が誠実な気がします。

自分も三年一ヶ月程営業をしていましたが、そもそもコンサルテーションできるかどうかは基本と思います。相手が求めているのが、「今欲しい」という時期なのか、「値段」なのか、「装備」なのか、「見栄え」なのか、「使い勝手」なのか・・・云々・・・。

でも、もっと言えば、そもそも、買おう、と思った理由がなんなのか?という所が一番大事なのではないか、と思います。

周囲に対してカッコ悪い、と思えた、なのか、パワーが足りない、なのか、居住性が悪いのか・・・云々。

営業側としても、そこを明確にできなければ、というのはもちろんありますが、そこが明確になってない状態で買おう、とすると、それはそれで後で後悔するだけのような気がするんですよね。

明確にできれば、国産以外も含めて、物凄くたくさんの自動車がありますから、欲しい車が無いなんてことは無いような気がしてます。

あえて、知ってる山口さんなので挑戦的に投げ掛けますが(爆)

t-senoo

« 2011年8月20日

2011年8月24日の投稿

2011年9月18日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

妹尾 高史

妹尾 高史

某輸送用機器製造メーカー勤務。国内四輪販売会社向けのITによる業務支援企画部門所属。
ミニ鍵盤奏者、という新しいミュージシャンカテゴリーを開拓中。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
usrtodev
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ