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昨日の雪で「首都圏、たった4センチで雪パニック…転倒、病院搬送662人」のような状況になりました。首都圏は本当に雪に不慣れです。雪国の方から見れば笑ってしまうレベルでしょう。道路に雪がある時にあえて自転車に乗ったりハイヒールで出かけたりするのは、不慣れを通り越して無謀なのではと思います。

雪が降った時に転倒事故を減らす基本は、まず雪かきです。こういう時こそお互い様の精神で自宅前を雪かきしておきたいところです。本格的にやるには道具が必要になるわけですが、シャベルなどを常備している家が多くないのが、これまた都会の現実です。

雪かき用の道具で思い浮かぶのは、プラスチック製の大きな刃が付いたシャベルです。雪国のニュースによく登場します。私の経験から言うと、都内近郊でこのタイプのシャベルが活躍する機会はほとんどありません。このタイプはふかふかの新雪が積もった時に最適ですが、首都圏でそこまで積もることは少ないです。雪が凍ってしまうと、強度不足で歯が立たなくなります。

首都圏向けにお勧めしたいのは、金属製の刃が付いた土木工事用の普通のシャベルです。数千円出せばしっかりした物が買えます。我が家では錆びないようにメッキされたシャベルを買って、10年以上使っています。先端が尖っているタイプと平らなタイプがあります。雪かきに向いているのは平らなタイプです。これなら路面に薄く凍り付いた雪をガンガン突いて剥がすことができます。今回のような薄く積もって凍る雪に向いています。

シャベルは雪かきに使えるだけではありません。

地震等の災害で土砂に埋まってしまった時も活躍します。手の届くところに常備していれば、自宅に不審者が侵入した時に戦う武器にもなります。ぜひ良いモノを1本買っておきたいところです。

余談1

シャベルとスコップは地域によって慣用的な呼び方が違うようです。東日本では大型のものをスコップ、小型のものをシャベルと呼ぶ人が多く、西日本では逆に大型のものをシャベル、小型のものをスコップと呼ぶ人が多そうです。

私は生まれも育ちも首都圏ですが、なぜか大型のものはシャベル、園芸用の片手で持てる小型のものはスコップだと思っています。皆様はどちらでしょうか。

シャベルとスコップ どっちの道具でショー

http://ameblo.jp/crimson0602/entry-10469267157.html

余談2

JIS規格(JIS A 8902:1988 ショベル及びスコップ)では、足をかける部分があるものをショベル、無い物をスコップと記されているのだそうです。

Yahoo知恵袋 シャベルとスコップの違いについてです

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1053781635

余談3

携帯可能なシャベルは古くから軍隊の個人用装備になっています。白兵戦では銃以上に強力な武器になります。米軍はベトナム戦争後に三つ折りタイプの全金属製のものを採用しています。同タイプの民間バージョンのシャベルが市販されていますが、安物を買うと鉄板が薄くて、すぐに曲がって使えなくなります。米軍放出の正規品などしっかりしたものを買った方がよいです。ただし雪かきには不向きです。

余談4

自衛隊では旧日本陸軍からの伝統で「えんぴ」(円匙)と呼んでいました。形は米軍の旧型をベースにした2つ折りタイプでした。※今は変わったかもしれません。

テクネコ

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加藤和幸

加藤和幸

株式会社テクネコ 代表取締役。
ITを売る側と買う側の両方の経験を活かして、CRMとCMSのコンサルティングを中心に、お客様の”困った”を解決します。

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