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2011年は残すところ12時間を切りました。今年の締めくくりのエントリです。

下の写真を見てください。クレパスのような色鮮やかな直方体が散らばっています。アートみたいです。

© 2011 The New York Times Company ※リンクをクリックするとオリジナルに移動します。

実はこれ、津波で被害を受けた仙台港のコンテナターミナルを上空から撮った写真です。1つ1つが40フィートコンテナです。長さ約12m×幅2.5m×高さ2.6mの大きな箱です。右上に見える黄色のビールケースのような枠は、コンテナを船に積み込むためのガントリークレーンの残骸です。

米紙New York Timesは、東日本大震災の報道写真をスライドショーにまとめて公開しています。その中からいくつかご紹介します。

私が選ぶ2011年報道写真 銀賞です。

© 2011 The New York Times Company ※リンクをクリックするとオリジナルに移動します。

宮城県名取市で松林を超えて押し寄せてくる津波です。まさに決定的瞬間の1枚です。いろいろなところで目にした方が多いと思います。

そして、私が選ぶ2011年報道写真 金賞はこの1枚です。

© 2011 The New York Times Company ※リンクをクリックするとオリジナルに移動します。

宮城県石巻市で自衛隊員に救助される家族の写真です。

自衛隊は震災直後から8月31日まで大規模震災災害派遣で出動しました。人命救助19,286名、遺体収容9,505体、物資輸送13,906tの活動実績です。その他、給水支援:32,985t、給食支援:5,005,484食、入浴支援:1,092,526名となっています。

東日本大震災被害状況は、死者15,844人、行方不明3,451人(30日現在・警察庁まとめ)、避難334,786人(15日現在・復興対策本部まとめ)となっています。自衛隊が果たした役割が大きなものであったことがわかります。改めて感謝したいと思います。

行方不明者の捜索は今でも続いています。海上保安庁は12月20日に大槌湾で津波犠牲者の遺体を発見しています。

震災の年の最後をNew York Timesのスライドショーで振り返るのはいかがでしょうか。

以下のURLからアクセスして左▲をクリックしていくと、震災直後から3月末まで時系列に辿ることができます。(時系列なら右▲のような気がするのですが、このあたりがアメリカンでしょうか。)

New York Times 東日本大震災スライドショー

http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/12/world/asia/20110312_japan.html?ref=asia#254

※海外メディアならではの冷徹な視点というか、日本人には刺激が強い写真が含まれます。あらかじめご注意ください。

2012年がすべての人にとって良い意味で特別な年になりますようにお祈りします。

テクネコ

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加藤和幸

加藤和幸

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ITを売る側と買う側の両方の経験を活かして、CRMとCMSのコンサルティングを中心に、お客様の”困った”を解決します。

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