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8月7日にNHKで放送された<シリーズ東日本大震災「東北 夏祭り ~鎮魂と絆と~」  >が、今日12日の深夜(13日午前1時15分~2時13分)に再放送されます。注)九州・沖縄ブロックでは、20日深夜の放送になります。

ねぶたや七夕祭りなど、華やかで情熱的なことで有名な東北の夏祭り。しかし東日本大震災によって多くの町が被災し、数百年続いてきた夏祭りが開催できないという地域も現れている。そんな中、「震災で亡くなった家族や友人の霊を弔いたい」「祭りを通してもう一度地域の絆を取り戻したい」と、あえて開催に踏み切った地域も多い。岩手・陸前高田市もその一つ。ここでは伝統の「うごく七夕祭り」が行われてきた。当初「こんな時に祭りなんて」という声もあったが、こんな時だからこそ祭りが必要だと開催が決定した。しかし住民の多くが被災し、山車の引き手がいない。山車を引く場所さえもない。メンバーは津波で傷ついた山車や太鼓を修復し、散り散りになった住民に参加を呼び掛けている。
番組では、岩手・陸前高田市の「うごく七夕」開催までの日々に密着するとともに、宮城・石巻市の「川開き祭り」、福島・相馬市、南相馬市の「相馬野馬追」、青森・八戸市の「三社大祭」など被災地の夏祭りを取材。人々はどんな思いで夏祭りに臨もうとしているのか。そして夏祭りに何を託そうとしているのか。仙台市の七夕祭り会場から生中継でお伝えする。

本放送の時、ツィッターのTLに「泣」「号泣」「マジで泣いた」「うわああ 」等の文字が並んだドキュメンタリーです。

昨年までは商店街だった、そして今年は何もなくなって更地になっている駅前通りを、きれいに飾り付けられた山車が引かれていきます。街の明かりが全くない中に、そこだけ明るい山車が輝いてるシーンは凄みのある美しさでした。自分が先日この場所に行ってきたこともあって、浜辺で黙祷する人たちの無念さや悲しみが、ひしひしと伝わってきます。

私は、相馬野馬追の話が身につまされました。津波で妻を亡くした男性が同じ歳なのです。祭りの当日、家の前で出陣の口上を述べるシーンに感動しました。

受信料を払っていてよかったと思える番組でした。

祭りを自粛する考え方がありますが、現地の方にとってはこういう時だからこそ祭りをやって、亡くなった方を供養するとともに自分自身の心の区切りを付けなければいけなかったのでしょう。

都会育ちで祭りにこだわりのない私は、これだけ熱くなることができる祭りや地域とのつながりを持っている東北の人たちを羨ましく思うのです。

見ていない方は、今夜の再放送をお見逃しなく。

番組HP
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110807.html

テクネコ

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加藤和幸

加藤和幸

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ITを売る側と買う側の両方の経験を活かして、CRMとCMSのコンサルティングを中心に、お客様の”困った”を解決します。

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