« 2011年7月7日

2011年7月10日の投稿

2011年7月12日 »

先週金曜のオルタナブロガー定例ミーティングで、サミーこと千葉雅美さん のプレゼンテーションがありました。サミー人気で出席率が高まり、会議室は熱気に包まれたのでした。

経験値の高いオッサン達に囲まれて千葉さんはかなり緊張したと言っていますが、実際は「オッサン達が、みんな、自分の姪を見るような目で見守っていた」(ばんちょ~談)だそうです。ま、「自分の娘を見るようだった」でなかっただけ、ヨシということで。

プレゼンテーションの後で、人を巻き込むためにオッサン達が日頃心がけていることを発表する時間がありました。その内容は、大木さん がまとめてくださいましたので、そちらをご覧ください。各専門分野で一家言を持つオルタナブロガーだけに、勉強になる指摘が多数出ました。

その後の懇親会で一部の方にお話したのですが、私の心がけていることを書いておきたいと思います。

それは「自分がやっていることに名前を付ける」ことです。

「名は体を表す」の言葉があるように、名前はとても大事です。適切な名前を付けることで、他の人に正しいイメージをもってもらうことが可能になります。

例えば、「NetCommonsが正しく動作するレンタルサーバーを認定する仕組み」と言うよりは、「NetCommons Ready」と名前を付けてしまった方が、会話の中でもスムーズに話が進みます。

だからと言って、名前を付ければなんでもいいというわけではありません。本質を突く名前になるように熟考すべきです。特にこれまでにない新しいアイディアやコンセプトであれば、それを一言で表すような名前を付ける必要があります。震災直後のあの「ヤシマ作戦」は、いいネーミングだったと思います。これが「草の根節電キャンペーン」とかであれば、それほど話題にならなかったのではないでしょうか。

新システムの開発やマーケティングプロジェクトでは、まず名前を付けることをお勧めします。

参考書を探している方がいましたら、〈スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則〉をお勧めします。この本はカーマイン・ガロの前著〈スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則〉の続編です。〈スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン〉は話題になったビジネス書でしたので、お読みになった方が多いのではないでしょうか。その同じ著者ということでハズレはないです。

本書は前著と互いに補完する関係にある。本書はコミュニケーションの重要性を大きく取り上げているが、(まわりの人を巻き込めなければイノベーションに意味はない)その内容は、むしろ、スティーブ・ジョブスがこれまでガイドとして活用してきた法則の徹底的な分析が中心である。この分析結果を活用すれば、仕事でも人生でも、自分の可能性を最大限に発揮できるようになるはずだ。※「はじめに」より引用

というわけで、この話題にまさにぴったりの「巻き込み本」と言えるでしょう。

ちなみにこの本によると「アップルキャンパスにレゴを用意したりしない」そうです。それでもアップルがイノベーティブな秘密とは…続きは本書で。>サミー

テクネコ

« 2011年7月7日

2011年7月10日の投稿

2011年7月12日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

加藤和幸

加藤和幸

株式会社テクネコ 代表取締役。
ITを売る側と買う側の両方の経験を活かして、CRMとCMSのコンサルティングを中心に、お客様の”困った”を解決します。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
techneco
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ