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国の統計データは、各省庁が分担して作成しています。先日の国勢調査は総務省でした。経済産業省は、事業所関連の統計データを作成・公開しています。経済産業省サイトの統計のページを見ると、その種類の多さとデータのボリュームに驚くことでしょう。

手間とお金をかけて作成した統計データを、国民により有効に使ってもらうことを狙いとした実証実験プロジェクトが、「データボックス」です。従来のExcel, CSV, PDF形式のデータ提供だけでなく、グラフやBIツールを使ってデータを利用者が自分で操作できるようになっています。また、統計専用の国際的な標準XML形式であるSDMXに準拠した統計データを公開する等、統計を利活用してもらうための、期間限定の意欲的な実証実験です。弊社は当プロジェクトの受託企業の1社として参加しています。

自分の仕事で日頃から統計データを利用する人は多くないかもしれませんが、データボックスを体験して、今後の統計データの提供方法について、アンケートで意見を述べてみてはいかがでしょうか。

データボックスはOpenIDを採用していて、Yahoo! JAPAN、Mixi、livedoor、GoogleのIDをお持ちの方は、簡単にユーザ登録できます。アンケートは10月24日まで受け付けます。

なお、データボックスは、国民の声アイディアボックスと同じく、オープンソースの顧客管理システムSugarCRMが使われています。政府のシステムでオープンソースソフトウェアが使われている一例です。

経済産業政策局調査統計部統計情報システム室発表:

オープンガバメントラボ データボックス事務局(経済産業政策局調査統計部統計情報システム室)です。

経済産業省で作成している統計情報の提供について広くご意見をお寄せ頂くとともに、利用者ニーズに応じた利便性を向上し、統計情報の活用を一層促進するための検証用サイト「データボックス」を開設しました。

この「データボックス」では、(1)利用者が統計データを容易にグラフ化したり、(2)統計表のうち利用者が必要とするデータの集計や内訳表示を行うことができるなど、新たな機能を試行的に提供致します。

データボックスを御覧頂き、アンケートにご協力頂きますようお願い致します。

アンケートは、データボックス内のリンクより回答可能です

(10月24日(日)まで実施中)。

オープンガバメントラボと同じユーザIDで、すぐに利用できますので、

ぜひよろしくお願い致します。

・「データボックス」

http://databox.openlabs.go.jp/

1.機能概要

データボックスの機能と使い方の詳細は、データボックスのトップ画面右上の「ヘルプ」から利用ガイド(PDF形式)をご覧ください。

・利用ガイドのURL(PDF形式)

http://databox.openlabs.go.jp/quick_tour.pdf

2.お願い

(1) 利用者アンケートを実施致しますので、ご協力お願い致します(データボックスのトップ画面右上)。

(2) 統計データの詳細ページのコメント欄でも、ご意見・ご要望を受け付けます。

(3) 利用者アンケートとコメントは、10月24日(日)を持ちまして、締め切りとさせて頂きます。

(4) 頂いたご意見・コメントは、プロジェクト期間内で実現可能なものは対応致しますが、全てのご要望に対応できない事があります。

あらかじめご了承ください。

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加藤和幸

加藤和幸

株式会社テクネコ 代表取締役。
ITを売る側と買う側の両方の経験を活かして、CRMとCMSのコンサルティングを中心に、お客様の”困った”を解決します。

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