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Twitterのつぶやきが700回を超えた。現時点でフォローしているのが119人、フォローされているのが152人。Twitter側でスパムアカウントの削除をしたようで、金髪水着美人のフォローワーが一気にいなくなった。

自分がつぶやく回数は伸び悩んでいる。理由ははっきりしていて、外出続きでTwitterを見ている時間がないからだ。NetCommonsのユーザカンファレンス以来、いろいろと忙しくなっている。NetCommonsをITのユーザ側の方にご紹介すると、興味をもっていただけることが多い。NetCommonsのプレゼンや勉強会の依頼が増えている。さらに「横浜ネットコモンズ・ユーザ会」の会長をお引き受けすることになった。横浜ネットコモンズ・ユーザ会は、市内のNPO法人等と協力して、横浜にNetCommonsを使ったWebサイトを150サイト立ち上げることを当面の目標にしている。これから活動計画を詰めていかなければならない。

私はTwitterをデスクトップパソコンのブラウザで読んでいる。フォローしている人数が100人を超えて、パソコンから少し離れていると未読のTLが溜まっている。すべてを読んでおくことは難しくなった。そこで、Myルールとして「過去のTLを遡って読むのは、ブラウザ5ページ分まで」とした。それより前の分は、読めなかったらそれまでという割り切りだ。

8月26日のテレビ東京のニュース番組、ワールドビジネスサテライト(WBS)でTwiiterが特集された。私は新しいモノがWBSで取り上げられると、一般世間のバズワードに昇格したとみなしている。「Twitter」はようやく一時期のセカンドライフに近づきつつあるという印象だ。

Twitterをマーケティングに使う動きが、番組の中で取り上げられていた。私はやや懐疑的だ。

企業がTwitterで話しかけても、顧客が企業をフォローしてくれなければメッセージは伝わらない。Twitterでは企業アカウントであっても従業員個人の顔が見えることが重要だと考える。ITmedia エンタープライズ @itm_enterprise が一つの例だ。番長のつぶやきだからこそ、リンク先をクリックして見に行くのである。プレスリリースやニュース番組のようなつぶやきでは、すぐに顧客に見放されてしまうだろう。

Twitterは顧客の反応に迅速に対応することが求められるメディアだ。ホームページやブログのように、回答の原稿を書いて社内の承認経路を回していたのでは話にならない。社員ブログに消極的で、社内にスター社員を作るのが苦手な日本の企業で対応できるのか。

また、つぶやきの回数が多すぎても、顧客に嫌われてフォローをはずされてしまうリスクが高くなる。しかも、メルマガならいつ送っても後で読んでもらえるかもしれないが、TwitterではTLの彼方に流れてしまって全く目に留まらないかもしれない。つぶやくタイミングや加減が難しいだろう。

結局、最後に残るのは、自社の製品・サービスに自信をもって熱く語れる企業内エバンジェリストか、特売・掘り出し物のおしらせくらいではないかと考える。

こんな感じで、今日もぬる~くTwitterを使っている。

テクネコ

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加藤和幸

加藤和幸

株式会社テクネコ 代表取締役。
ITを売る側と買う側の両方の経験を活かして、CRMとCMSのコンサルティングを中心に、お客様の”困った”を解決します。

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