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私は1994年にVantive(バンティブ)というCRMパッケージを日本で最初に持ち込んで以来、CRM分野に関心を持っています。その後、外資系CRMベンダーで仕事をする中で、様々なCRMパッケージを見てきました。近頃CRM分野でメジャーなのは、SaaSに特化したSalesforce、旧Siebelを買収したOracle CRM、マイクロソフトのDynamics CRM、コマーシャルオープンソースのSugarCRMです。

これらのCRM製品は、導入にあたってコンサルティングを前提としています。また、米国生まれの海外モノであることから、パッケージが対象としているビジネスのモデルが日本の営業のスタイルと異なる部分があり、カスタマイズが必要になることがあります。つまり、ライセンス費用以外に、コンサルティングやカスタマイズの費用がかかります。

予算に余裕がある大企業や自力でカスタマイズできる技術力があるユーザであればこれでもいいのですが、一般的な中小・中堅企業にとっては、費用対効果で導入が難しい場合があります。

私が日本の中小・中堅企業向けSaaS型CRM/SFAとしてお奨めしたいのが、株式会社アズベイスのBizBaseです。

BizBaseは、日本で企画・開発されたSaaS型CRM/SFAパッケージです。いろいろなCRMパッケージを見てきた経験から言えば、非常によくできています。純国産だけあって、「日本の中小・中堅企業にはこれしかないんじゃないか」と思うくらいです。海外モノのCRMパッケージを見た後でBizBaseを見ると、例えて言うなら「海外出張から帰ってきて、温泉に入ったような"ほっとした"感じ」がします。

利用料は最低3ライセンス9,800円からと、SaaS型としては低価格で、標準で携帯にも対応しています。顧客や商談の管理といったCRM/SFAの標準的な機能に加えて、サイボウズのようなグループウェア機能があります。また、オプションで、Felicaを使ったタイムカード機能、メールの一括配信機能も利用できます。それぞれの機能は直感的にわかりやすく、日本企業向けにできています。導入にあたっての追加費用は他のパッケージに比べてかなり少なくて済むでしょう。

株式会社アズベイスの奥野社長が、オルタナティブブロガーとして近日デビューという噂です。BizBaseの素晴らしさについて、いろいろ語っていただけるでしょう。

テクネコ

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加藤和幸

加藤和幸

株式会社テクネコ 代表取締役。
ITを売る側と買う側の両方の経験を活かして、CRMとCMSのコンサルティングを中心に、お客様の”困った”を解決します。

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