« 2008年5月17日

2008年5月18日の投稿

2008年5月19日 »

2008北京オリンピックバレーボール世界最終予選が始まりました。8チームで北京オリンピックの出場をかけて戦います。

私は2年くらい前から女子バレーボールを見ています。偶然見たテレビ放送でおもしろさに目覚めてしまいました。以下は全日本女子の話です。

今回の予選では上位4チームが北京オリンピック出場となりますので、日本の実力を考えるとよほどのことがない限り予選落ちはないと思われますが油断はできません。

人によっては「チームの実力以上に持ち上げすぎ」とか「試合をショーアップしすぎ」とかの見方もあります。しかし、今の日本で北京オリンピックに出場できる可能性があるのは、柳本ジャパンただ一つです。当然、監督も選手も真剣です。他国のチームもそれぞれの国を背負っての出場です。緊張感のある試合になることが期待できます。

北京オリンピック出場を最終予選より前に決められなかったという事実は、日本チームが強くなかったということを示しています。日本人の体格がよくなったといえ、世界のチームと比べるとチーム平均身長で10cm前後、ブロックで手が届く範囲では15cm以上の体格差があります。これまでの予選では、セッターが高めのボールを上げると、アタッカーが打つ前に相手のブロックが完成してしまって、高い壁に跳ね返されるというパターンで負けてきました。

今回は「セッターがボールを離した瞬間からアタッカーが打つまでのスピードを1秒を切る」ことを目標に練習してきたそうです。セッターはより低い軌道で正確にボールを上げることが要求されます。アタッカーとのタイミング合わせもさらにシビアになります。

17日の初戦の対戦相手はポーランドでした。結果は、第1、第2、第4セットを取って、日本チームが勝ちました。まずは順調な発進です。

他のスポーツにも言えますが、試合を見ていて思うのは、日々の仕事でこれほど緊張感を持って仕事することがあるのか、ということです。

バレーボールは2-3時間の試合でこれまでの努力が試され、結果が出ます。試合中の一瞬の判断が致命的になることもあります。しかも、一度終わった試合の結果は後から絶対に変えることはできません。

選手一人一人にもドラマがあります。出場できる選手は12名です。さらに、コートでプレーできるのはリベロを入れても7名です。試合に出るだけでも厳しい競争とプレッシャーを乗り越えなければいけません。いつも右肩上がりで絶好調という選手はいません。それぞれ挫折や悩みなどを抱えています。

試合を見ていると、「チームワークとは何か」「負けそうな雰囲気になった時にどうやって気持ちを切り替えるか」など、いろいろ考えさせられます。

テクネコ

« 2008年5月17日

2008年5月18日の投稿

2008年5月19日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

加藤和幸

加藤和幸

株式会社テクネコ 代表取締役。
ITを売る側と買う側の両方の経験を活かして、CRMとCMSのコンサルティングを中心に、お客様の”困った”を解決します。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
techneco
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ