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鉄道ネタつながりということで。
千葉県銚子を走る銚子電鉄は、2006年11月に車両の点検費用を用意することができずに、存亡の危機に直面しました。
この時、銚子電鉄の社員がホームページ上で、「電車運行維持のためにぬれ煎餅を買ってください」と呼びかけたところ、インターネットで話題になり、発送しきれないほどの注文があって、必要な資金を確保できました。
実は銚子電鉄はこれまで何度もギリギリの状態になったことがあります。
1995年から副業で始めたぬれ煎餅の売り上げが、鉄道の運行を支えています。1997年頃にもテレビで取り上げられたことがありました。この時は一瞬だけぬれ煎餅の売り上げが伸びた後、また元に戻ってしまったそうです。
今回は、2ちゃんねる等の掲示板、SNS、個人のブログで反響が繰り返されて、「ぬれ煎餅騒動」と言えるくらい注文が続く大きな動きになりました。特に2ちゃんねるの有志は銚子電鉄の車内広告を買い取ったり、ボランティアで駅の清掃をしたりと、リアルの世界で支援を行いました。何か人の役に立ちたいと思いながら、何をしていいかわからないという人達を動かしたのだと思います。これもWeb2.0的と言えるでしょう。
銚子電鉄のデハ1001とデハ1002の2両の電車は、1960年代に旧営団地下鉄の銀座線で使われていた車両を中古で購入したものです。そろそろ暖かくなりますし、銚子は江戸時代からの観光地だったそうです。銀座線マニアの方、この本を持って銚子に遊びに行ってはいかがでしょうか。
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