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姓名・住所・電話番号・生年月日などの情報は、CRMシステムに限らずほとんどの業務システムにあると思います。いわゆる顧客マスターや従業員マスターです。
例えばCRMシステムでは、顧客データを中心にして、購買履歴や訪問履歴のデータが関連づけられる形になります。したがって、CRMシステムのテスト段階ではいろいろな顧客データを入力して、関連するデータと合わせて動作確認することになります。
テスト用と言っても、異なる姓名や住所を一つずつ考えるのはなかなか面倒です。システムによっては、全くのデタラメを入力するとエラーチェックに引っかかってしまうこともあります。100万件の顧客データで性能試験をするようなケースでは、CSVファイルをインポートする機能があったとしても、元ネタのファイルを作るだけで大変です。
ずっと昔は、本物の顧客データをテストに使う、ということもあったようにきいたような記憶がありますが、個人情報管理が厳しくなった今ではそんなことはできません。間違って漏洩した場合にはたいへんなことになります。
本物らしくて本物ではない個人情報データ生成にお悩みのあなたに、力強い助っ人が登場しました。
People to People Communications 株式会社は、本物そっくりの個人情報「疑似個人情報」を発売しました。
サンプルデータを見た限りでは、本物と区別がつきません。このデータは自動生成されたもののようですが、各自治体の人口比率・姓名比率・年齢別人口比率等の統計データに基づいているということです。
お値段も1万件で10,000円~100万件で100,000円(税込)となっています。業務で本当に必要な会社にとっては格安ではないでしょうか。
視点を変えてビジネスのネタ探しとして考えると、架空のデータであることに価値があるビジネスも成り立つのだなあ、という発見がありました。
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