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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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自宅のPC環境はノートPC。狭い我が家でどこでも使えるようにと光回線のインターネットにはWiFiルーター経由で繋いでいます。PC自体は何度か代替わりしているし、子供を撮るのが趣味な写真のデータがそれなりの量あるので、基本的にローカルにはデータは置かずLAN上の記憶装置、そう、NAS (Network Attached Storage)、要はLANに繋がる外部ハードディスクに殆ど入れて居ます。

因みに、動いてるものは何れ壊れる。もちろんPCだって壊れるし、LANのルーターも何かの拍子におかしくなるし、NASやプリンターだって壊れる。流石にプリンターのスペアは持ち合わせていないですが、データが壊れるのは致命的なので、一応それなりに備えてはいるんですが・・・

 

2台のNASにミラーコピーという姿、だったんですが

2年くらいの時差を持って購入したNAS。1台運用の時にはPCがメインでNASがバックアップ。でもPCを入れ替えたときにチョイと苦労した経験があったのでデータは全部ネットワーク上に放り出すぞと決めて2代目のNASを購入。購入時期の違いから容量が全然違うので、全部をコピーするのは大変。ということで、考えた末に自分として一番大事と思えるデジカメのデータを両方に保持し、直近の1年分くらいはPCにも保持して・・・ で、購入時期も違うし、同時に壊れる事はないだろうということで、一応見かけ上は万全の障害対策。

因みに、その状態では間違いなく個人としてできる障害対策のひとつの形が出来ていたと思います。ただし、ただしですよ、それがキチンと運用されていればと言うことです。でも、運用って、LANに繋がったハードディスクなんだし、何かあるって?いや、どれかが調子が悪くなったら直ぐに対応しないと障害対策も何の役にも立たないという話でして・・・

 

ある日、古いほうのNASがおかしくなった

半年ほど前から時々ネットワーク上から消えるようになりました。どうやらLANのインターフェイスのところの動きがおかしい。データ自体は全く問題ないのですが、時々接続が不安定になる。でも大丈夫。新しい方をメインで使ってて古い方はバックアップだから。(←既にここで考え方がおかしいわけです)

実はこのときに古い方のNASを買い換えるなり修理に出すなりの対策を取っていればよかったと思ったのは、つい先日の話です。ここまでくると大体展開は予想していただけると思うのですが・・・

 

ある日、新しい方のNASもおかしくなった

つい数日前。新しい方のNASがLAN上から消えました。あれ?と思って表示パネルを見ると、赤いランプが点滅していて、これを見た瞬間に心臓が粉々に吹き飛びます。(←既に手遅れです)

- いや、きっと立ち上げなおせば大丈夫だ
- ケーブルがおかしいに違いない
- ファンのところに埃が溜まっちゃったかな
- 仕方ないからリセットボタンを押してみてみよう

駄目です。マニュアルを見るとディスク本体よりも制御基盤周りで何か起きてるようです。駄目です。バックアップが既に駄目になっていて、その対応を怠ったばかりに本番も駄目です。まるでどこかで聞いたような話ですが、誰の責任でもなく、誰に賠償責任を負わせることが出来る話でもなく、自分の責任です。自爆です。

「あ゛~!データがぁぁぁ!」

 

因みにそんな事で引き下がるわけにも行かず、あの手この手で頑張るわけですが

怒りの矛先なんてありません。間違っても駄目になったNASに当り散らして破壊してしまってはどうしようもありません。ふと思い直してPCに残ってる写真のデータと最初におかしくなっていた古いNASのデータの状況を苦労しながら確認すると、どうやら古いNASのデータを引っ張り上げれば全部のデータを救える事が判ってきました。

「よし。ならばそれをやるか。」

ってことで、時々ネットワーク接続が切れるNASをLANに繋いで、PC本体に加え別に持っていたUSB接続のポータブルHDDにひたすらコピーです。やり方はまぁ色々あるわけですが、何しろ状態が不安定なので妙なユーティリティとかは使えず、実は考えつく限り一番原始的な方法を取りました。別に機械をバラしたりとか乱暴なことではなく、単にDOSのコマンドプロンプトから手打ちで色々とやったんですが、あまりに原始的なのと「もっと他に良い方法があるだろ」という声が聞こえてきそうなので詳しくは述べませんが、結果的に二晩かかって120GBほどのデータを避難させることに成功しました。

 

「備えよ常に」が座右の銘なのではありますが、全くの看板倒れであることを反省

色々な理由があって「備えよ常に」が座右の銘だと公言している私ですが、この1件の流れを見る限り全く駄目です。滝に打たれて出直しますレベルの駄目さ加減です。

 教訓: 対策は運用がキチンとしてこその対策である

他人事じゃなく、自分の話として胸に刻むものであります。

 

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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