THE SHOW MUST GO ON:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) THE SHOW MUST GO ON

通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

« 2011年1月3日

2011年1月4日の投稿

2011年1月5日 »

家の中を見渡すと、なんだかモノが一杯あります。一人暮らしではないので全部が全部自分のモノではありませんが、やっぱりそれなりに私のモノがあります。

でも全部必要なのかって?いや、多分全部必要とは自分でも思っていないんですけどね。

 

なんとなく「そのうち必要になるかも」というモノが必要になった試しが無いという情けなさ

これ、多分色んな方にある程度は共通してるんじゃないかと思います。これ、捨てたり誰かにあげるのはもったいないし、きっとそのうち必要になるだろうしってモノって、大抵仕舞ったら最後、多分次にお目にかかるのは棄てるとき。少なくともワタシの場合にはそういうのが結構あります。

ただ、これについては昨年あたりから心を入れ替えてどんどん処分するようにしています。この手のモノって実は始末が悪いことに、なんとなくキモチのどこかで持ってるのを覚えている。でも必要な場面がやってこない。で、もうこれはいらないよねと棄てた翌日とか翌週とかに「あ”~、捨てちゃってた~」と必要な場面に遭遇して悔しいがったり残念がったり。

でも、これ、大抵の場合棄てるまで数年間は寝かせたまま。だったら、必要な時にもう一度入手する方向で努力すればいいし、入手出来ないモノを必要とする羽目に陥る自分が悪い。

未練を残さず、当座必要性が無いモノについては未練を残さず棄てよう。

そんな風に強く思い始めています。

 

なんとなく「これは棄てられないな」というモノが何かの役に立った試しが殆ど無いという情けなさ

もちろん非常に趣味性が高いモノ、どうしてもこれは手元に置いておきたいモノってのはあります。でも、大抵の場合、そのものが無くても良いんです。私の場合。もちろん色んな経緯で苦労して手に入ったモノってあったりしますが、それが必要だった状況が過ぎれば誰かに譲るなり棄てるなり、きっと自分の目の前から消えてしまった方が、多分精神衛生上良い事が多いんじゃないかと、最近本当に思うようになりました。

もちろん単なるゴミであれば捨てるしかないですが、そうでないモノであれば他の誰かが必要としているかもしれない。ならば、譲ろう。自分が持ってても(少なくとも当座は)何の役にも立たない。

未練を残さず、当座必要性が無いモノについては未練を残さず誰かに譲ろう。

そんな風に強く思い始めています。

 

ちなみに旅行に出てみると、自分が必要とするモノと物量について結構真剣に考える訳で

どんな旅行であっても普通の旅行であれば家財道具一式と共に移動することは不可能です。だから鞄に詰め込めるだけの必要なモノを選ぶ訳ですが、鞄の大きさを基準にしてしまうと、実は必要と思えるモノは増えちゃうわけです。

で、まぁこれは良く言う話ですが、必要なモノをとりあえず最初に床にでも全部並べて、それを鞄に詰め込んだら後から絶対に思い直さない。

「寒そうだからセーターを一枚増やそう」
「歯ブラシをもう一本」
「靴ってもう一足あった方が便利かも」

大抵そういう便利さへの期待は荷物を増やす効果しか無いというのが私の経験です。ちなみに以前頻繁に海外出張に出ていた頃の自分の荷造りの手際良さは、自分でも惚れ惚れするほどでした。さすがに最近は出張が減ったお陰で手際が悪くなりましたし、家族の荷物ってのはまた別のインテンションが働くので単純に絞れないのが難しい。

でも、本当に必要な荷物って、実はそんなに多くない。もちろん、それが財産の全てであるとすると、それは色んな意味でちょっと辛い生活ですが、本当に必要なモノ+αって所の頃合いを見る意味で、時々旅行に出る、そのための荷物を作るってのは結構良いチャンスではないかと言う気はします。

 

未練を残さず、当座必要なモノだけを選ぼう。

棄てると言う意識の前に何が必要?って考えると、実は見え方が変わってくるよねっていう風に強く思い始めています。

ちなみに荷物をぜんぶ自分で背負うのが原則という世界に一度でも身を置くと、荷造りの考え方ってのは激変するのですが、これはちょいとハードルが高いかも知れませんね。でも、そこまで一度考えるってのも一興とは思いますが。

bibendum_iwa

« 2011年1月3日

2011年1月4日の投稿

2011年1月5日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
showbiz
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ