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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

« 2008年2月6日

2008年2月7日の投稿

2008年2月8日 »

自分の業界内やお客様の意識の中での立ち位置を確認できるのが、イベントの効果の1つです。良し悪し含めて、全て自分の肌で感じることができるというのが、どのような種類のイベントでも実現できるのですが、逆に言うと他の媒体や方法を使ったプロモーションでは非常に得にくい種類のものではないかと思います。


その場に居るだけで肌で感じる臨場感

臨場感。これを私はよく「その場に居合わせた感」と表現します。この「その場に居合わせている感」というのが、どんな種類のイベントにも共通する感覚のうち、一番判り易いものかもしれません。もちろんWeb経由で色々な形で、誰かの記事やブログでと内容をある程度知ることは可能です。盛り上がりを想像できる部分もあります。でも、その場に居合わせてる感、つまり臨場感だけは全く伝えることが出来ません。ライブやコンサートに行く感覚と何ら変わりないですね。ライブ録音のアルバムやDVDを見るだけではどうしても伝えにくいもの。それです。

目の前に居る人たちの表情や自分のブースの人の流れ。
他のブースを眺めて自分が感じること。
目玉と思っている出し物を見るお客さんの状況。
説明員がどれ位忙しくしてるか。

そして、そういう場に居る自分という感覚。

メディアや人の話だけでは感じることが出来ないのが、「その場に居合わせた感」だと思っています。


胸を張って現場に立つこと

業種業態を問わず、たとえば売上げだとか市場占有率だとかで、どこが市場のリーダーで、そのあとはどこがどういう形で追いかけていて・・・という関係が必ず有ると思います。もちろん展示会のブースの大きさなどで見え方が違うのも仕方ありません。でも、そのなかで、競合を十分意識しつつ自分達は誰に何を伝えるのかということを考えると、真っ向勝負を挑むことが出来ます。

正に私の状況がそうなのですが、競合と考えているところに正面からぶつかっても全く歯が立ちません。でもいくつかの分野で絶対とまではいえませんが、かなり優位に立っていると思われる部分があったりします。ならばそれをお客様の目の前でどうやって演出するか。どうやってかっこよく、すごく、素晴らしく見せるか。嘘はつきませんが、演出で出来る部分は予算やら何やらの制限一杯までやります。自分で泣きながらやるしかないのが殆どですが、稀に誰かの力を借りることが出来ることもあります。カラ元気かもしれませんが、自信を持って場を作り、お客様をお迎えする。なんだか威勢の良い居酒屋みたいですけど、その空気はお客様に必ず伝わると信じてます。


お客様の表情がモチベーションの源泉

自信を持って紹介する製品なりサービスなど。なかなか思ったとおりに受け取ってもらえなくてフラストすることはもちろんあります。でも、最初に「今回はコレをこういう風に見せて、こういう結果を出す。ブースのテーマはxxxx、メッセージはyyyyy。これで行きます!」と決めて、現場にかかる。軸を決めていれば、絶対にブレない。

もちろんありとあらゆる想定外のトラブルが起きたりします。中には単に文句を言いたくて立ち寄るお客様もいます。でも、軸が決まっていれば別に現場は動揺しない。行く先、つまりゴールを決めること。そうすれば、何を評価すれば良いのか、何を反省すれば良いのかがはっきりします。変な言い方ですが、現場が終わった瞬間に開催報告書が書けてしまう所まで追い込めるはずなんです。もちろん、それが出来れば理想ではありますが、実際には色々と悩みます。でも、楽なのは事実です。


そういう現場を一緒に共有した人は社内外問わず仲良しになれるものです

実は軸を決めるということと、その場での役割を決めることは殆ど同義です。別に役職がどうのこうのではなく、全体の企画・管理、進行みたいな裏方、展示物の準備、操作、説明員などなど。一つの目的に基づいた役割をもってその場に集まるわけです。なんだか上手く行かなくても、「その場に一緒に居合わせた感」は共有できます。もちろん決めたゴールをある程度達成できたような、上手く行った現場での「その場に一緒に居合わせた感」は意外と大きいものです。

とりあえず芸歴が長いこともあり、そういう意識を持てる現場を作りたいと心がけてはいます。最近はあまり空回りせずに実現できることが多いような気が、しています。自分で言うのも変ですが、自分にとっての評価は、実は自分は顔を何となくしか覚えていない人でも、その現場の後ですれ違った時に挨拶をされたとき、或いは挨拶するとき。単なる挨拶なんですが、少なくとも同じ現場を経験してなければ単に見たことがある人。問題は、大きな現場だと関係者が数十人にも及ぶことがあって、申し訳ないのですが流石に名前まで覚えることは不可能です。でも、とりあえず「その場に一緒に居合わせた感」はある。お陰で何気に社内外含めて顔が広くなるのは事実です。


でも肝に銘じないといけないこと

セミナーでも展示会でも同様なのですが、とにかく現場だけ異常に目立つ。そりゃそうです。とりあえず仕切る立場になれば、朝礼から始まって、なんだかんだとサポートの皆さんや制作会社の人の前でゴチャゴチャやってる。目立ちます。そういう仕事は実は全体の3割以下とか2割以下くらいで、本当はその前の数週間とか数ヶ月の方がよほど辛いのですが、それは殆ど目立たない。殆どの人はそんなのを知らないから、現場で起きている妙なことに言い訳できない。でも、その場に一緒に居合わせている人はその部分しか見えません。もちろんお客様にも、その部分しか見えません。

だからこそ、だからこそ、終わった時点で「また一緒に仕事しましょう!」「またサポートに呼んでくださいね」「意外に(失礼な!)面白かったです」「で、次はいつスケジュールを空けておけば良いですか?」といったコメントを貰えると、たとえそれが社交辞令でも嬉しいですね。これがモチベーション。でも、逆にそういうコメントを残してもらえる=それなりのモチベーションを維持してその場で一緒にがんばってくれた筈、と信じてます。

逆に言うと、そういうコメントを誰も残せない現場、一緒に居たくなかった現場、そもそも居合わせたくなかった現場。そういわれたら負け。間違いなくお客様の評価も良くないはずです。

さて、次のヤマは、どうなることやら・・・

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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