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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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先日の私自身の5月17日付エントりー[ダイレクトマーケティングEXPO + Web2.0マーケティングフェア + ・・・に行ってきました] を読み返して、あまりに長いエントリーは読みにくいことを反省しつつ、ふと昔関係した巨大イベントのことを思い出しました。

TELECOM WORLD というイベントがあります。国連機関のITUが主催で、元々は4年毎に本部のあるジュネーブで開催されていたものです。兄弟イベントとしてTELECOM AsiaやTELECOM Africaなどが世界各地で順番に開催されています。私自身は縁あってTELECOM 91 (1991年) に現地の日本語サポートスタッフとして会期中会場にスタンバイしていました。NSFが当時のNSFネットの管理をやめて、もうすぐInetrnetが商用開放されるという時期でしたから記録のWebサイトなど存在していないのですが、出展社が本気で金と人を投入して展示するイベントでした。

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記憶をたどると、会期は1991年の10月7日から22日、場所はジュネーブ空港直結のPalexpo というところで、改めて調べると102,000平米。なんと幕張メッセ1-8ホールの合計54,000平米の倍です。確かに広かった。出展社の数は良く覚えていないのですが、各国の政府や通信事業者のブースから始まって、当時の通信に絡む世界中の企業の殆ど全てが出展していたのではないかと思われたほどの規模でした。そしてそれなりの規模を持った出展社のブース・・・というかパビリオンは2階建て、3階建ては当たり前で、ある程度の規模があるブースだと中にエレベータはあるわエスカレーターは走るわと、日本では全く想像がつかない規模に驚きました。

会期は丸々2週間でしたが、その規模のブースを立てるのに1ヶ月、壊すのにも2週間くらいかかるというとんでもない規模。ただ、屋内だからと手を抜いたら会期中に崩壊したブースも昔はあったみたいで、91年に行った時には通常の建築物と同じ耐久基準を守ることが義務付けられていたそうです。

会場にあるワイン飲み放題のレストランは同時に数百人が同時に食べられるくらいの巨大な特設テントだし、会場の中に数十席あるカフェが何軒もあるし、ありとあらゆる言語が飛び交うし、空港から直結なので荷物をカートに積んで押したまま会場に入ってくる人は後を絶たないし・・・ こんな展示会、本当に日本では見たことがありません。

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思い起こせば本当に古きよき時代だったんだと思います。いろいろともめていたのは聞いていましたが、それでも予算もスタッフも潤沢でしたし、展示するものもお金と手間と頭を使ったものが多く出展されていました。

ただ、この開催地のジュネーブというかスイスは元々隣接するフランス領内に比べて物価が非常に高いところです。たぶんモーターショウなどでも同様だとは思うのですが、会期中はホテルやレストランが軒並み値上げで、通常の2倍や3倍とるホテルもありました。あまりに状況がひどいので主催者からそっぽを向かれ、また主催のITUもさすがに怒ってしまい、本来ジュネーブで開催するべきなのを昨年は香港で開催してしまいました。さすがにジュネーブ市が改心してホテルなどと調整を行い、再度ITUに誘致活動を行って次回からジュネーブで開催となったという話もあります。中国(香港)開催の手間が大変&出展社から不評というのが理由の半分のようですが、残りの半分は・・・ あながち嘘でもないようです。

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さすがに今の日本でこのような規模のイベントは、それこそ博覧会と呼ばれるもの以外だとモーターショウくらいしか無い気がします。もちろん巨大だから良い悪いではないのですが、主催者や出展社のゲストサービスやホスピタリティの考え方、巨大なプロジェクトを企画し推進する体制、現場の運用・・・ 随所にヨーロッパ的なものの考え方や見方、そしていい加減さがあって、まだ若造だった私にはとても新鮮でした。

でも問題は、それらが今の自分の行動や考え方に生かされているかどうか。

どうも最近は準備期間や予算の少なさを言い訳にしている事が多い気がしてきました。

新鮮な驚きを忘れてるかもしれません。反省。


そもそも、また長いエントリー。反省します。

bibendum_iwa

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岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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