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純粋に運営の話なのですが、イベントの場で運営にかかわるスタッフがつけているトランシーバーの話です。
これが無いと、現場の運営は不可能です。アマチュア無線とはまったく違う、純粋な業務連絡手段。使った経験ある方もいるとは思いますが、たいていの方が未
経験ではないかと思います。最初は電話のように「もしもし」と連呼したり、やたらと長い説明を始めたりする人もいますが、まぁ半日も使っていると慣れてく
るものです。
昔はアマチュア無線機を持ち込んでしまう良くないケースも実際にありましたが、今では業務用の無線機をレンタルして使うケースが殆どです。
ちなみにどんな会話がそこでされているのか?ほとんどの方は興味ないとは思いますけど、雰囲気だけご紹介。たとえばセミナー中心のイベントの開催中だと・・・
「Aくん、Bです。いまどこ?」
「シアターの裏でーす」
「ちょっとそっち行きまーす」
「(統括ディレクター)Cから各局。受付で渋滞しちゃってるんで、5分くらい押します。追って連絡します。」
「(セミナー進行ディレクター)D了解です。(情報)展開しておきます。」
「Cです。あの通路でガナってる奴だけどさぁ、あのセッションはそもそも非公開だから、誰か黙らせて」
「(運営担当者)Eです。了解です。黙らせます。」
・・・・
「Eです。黙らせました。」
「りょーかい」
※案内のために声を出すことをガナると言ったりします。このようなケースの場合、時間が無ければとにかく裏手に拉致してしまうこともあります。
「Fです。カタログ大量に移動したいんだけど、台車と一緒に若いの何人かこっちによこして。」
「Gです。5人くらいでそっち行きます。お待ちくださーい。」
「(制作担当者の)Hくん、Hくん、Fです。xxxのところのパネル落っこちゃったよー」
「Hです。行きまーす」
「Cさん、Eです。スタッフ弁当が足りなくなっちゃったんですけどー」
「Cです。え?何個?誰か余計に食った?」
「いや、お客さんの偉い人が急に来て4つももって行っちゃったんです。」
「えー、まじ?仕方ないから、俺のを食っといてよ。後で考えるよ。」
「(セミナー進行ディレクター)Dです。午後一番のセッション、講師の方席につきました。5分押しスタートでOKですか?」
「Cです。埋まり具合は?」
「6割くらいですね。」
「受付G割り込みます。こっちは殆どハケてます。(お客さんは滞留していません)」
「了解。(主催責任者の)Lさんに確認取ります。少々お待ちください。」
・・・
「Cです。おっけーでーす。」
「了解です。MCスタートします。」
会話が目的ではないので、ひとつひとつの話はまるでチャット状態です。他愛無い話もあったりしますが、大体イヤホン越しにこのような会話が進んでいます。
仕込みの間は本番中と同じくそれほど緊迫することは無いですけれど、展示会での撤収作業は戦争状態ですから、もっとすごいことになってます。
つい数日前は、まさにそういう状況でした。好きなんですけど、やっぱり疲れました。
色々なことがきちんと詰め切れていないまま本番に突入することは滅多に・・・ いえ、きちんと出来ている方が滅多にないかも知れません。規模や内容にも寄りますが、ある意味会社の命運をかけるほどの位置づけになるものだと、全部を決めきれないまま会場に入ってしまうことがあります。そんな状況でスタッフの意見が割れて、ピリピリした緊張感の中、会場の裏でつかみ合いに近いところまで揉めてしまうことも稀にあります。
スタッフそれぞれの立場で目の前にあるリスクを負いきれずに責任を押し付けあってしまうような状況や、準備段階でウヤムヤになっていたことが現場でトラブルに発展したりと、色々です。きちんと仕切れていなかったことを言い訳をしても仕方ないのですが、とにかく数時間後には幕が開いてしまうような状況で、即時に判断し指示を出す立場と必要に追い込まれた時には本当に苦しい思いをするものです。時間もないし、代替手段のためのリソースや選択肢自体も限られている。冷や汗どころの話ではありません。
つい先週も・・・ どんな状況かは絶対に言えないのですが、本当に時間が無い中で正解ではなくてもその時点では正しいと思える判断をし、その通りにスタッフに動いてもらい、本番に突入しました。始まってしまえばあとは終わるのを待つだけになります。結果的に判断は正しかったようで、なんとかまとめることができました。バタバタしましたが、上手く行ってしまえば後は終わるのを待つだけ。最後は時間が解決してくれます。
計算ずくではなく、最後は経験に基づく賭けなのですが、そこには胃に穴があくかと思うほどの苦しみが裏方にあったりします。 でも、そんな状況を楽しめるほど達観していないので、毎度のように自分の不甲斐なさを反省するしかないのですが・・・
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