« 2006年6月30日

2006年7月3日の投稿

2006年7月4日 »

以前、イノベーション取組度を定量化してみてはどうかということを少し書きました。
なんと、イノベーション能力の指標化に真正面から取り組んでいる方がいらっしゃいました。「知財戦略経営 -イノベーションが生み出す企業価値」(日本経済新聞社)を執筆されている岡田依里氏です。

中身を精査していないのでコメントは差し控えますが、企業がイノベーション能力を外部に伝達するにはどうすればいいか、第三者が企業のイノベーション能力を指標化するにはどうすればいいかについて論じています。特に後者では、イノベーション能力をキャッシュフローに転換する手順について述べています!非常に意欲的な試みだと言えます。

2002年度の財務報告に基づいて指数化した結果も記載されており、第一位トヨタ自動車、第二位三菱重工業、第三位ブリヂストン、第四位富士フィルム、第五位日本たばこ産業と続き、以下30位まで挙げられています(同書239ページ)。

dimaizum

行ってきました。イトーヨーカドー紳士服売場。われらが北区の赤羽店です。
藤巻氏がリーダーシップを発揮していると伝えられるプライベートブランドのpbi(ペーベーイー)、悪くないです。
自分は服飾にはまったく詳しくなく、ブルックスブラザースとエディバウアーとGAPとユニクロしか知りません。以前、米国に頻繁に行っていた時期にはバナナリパブリックをアウトレットでまとめ買いするのがならわしでしたが、日本のバナリパは高級ブランドですからねぇ。ということでポジショニングがわかるのは上記4ブランドのみ。

その視点でpbiを見ると、GAPとほぼ同じ。商品企画が日本で進められているだけあって、たぶんGAPよりは速度感があると思います(米国経由で日本に入ってくるGAPは、商品企画から日本に並ぶまでのリードタイムが相対的に長く、日本の”いま”という視点では若干遅い感じがする)。そして価格はユニクロの3割増といったところです。GAPよりは2-3割安いといったところ。健闘していると思います。大いに応援する価値はあります。女性ものもあるので、興味のある方はチェックされるとよいでしょう。

ジャケットのIschia(イスキア)というブランドも藤巻氏の指導のもと、新しく作られたものらしいです。アイリッシュリネンで生地がしっかりしています。こちらはブルックスブラザースのジャケットと正面から対抗できる素材とデザインだと、個人的には思います。そして安い。ブルックスの半額以下です。子育てで小遣いが少ない中高年はイトーヨーカドーへ急げ、といった感じ。

惜しむらくは、売場が旧態依然とした”イトーヨーカドーの紳士服売場”のままであるということ。pbiもIschiaも旧来の商品と混ぜ混ぜで置かれているので、見つけるのに苦労します。力が入ったブランドであることはわかるのですが、新も旧も一緒というところがあるので、価値を減じていますね。売場の編集が必要です。天井と壁のカラーリング(できれば床も)と照明を変え、旧来の商品を思い切って引っ込めてしまうと、かなりよい売場になるのではないでしょうか?上記PBの商品がまだ少ないのは今後に期待というところ。

総じてトータルな価値はものすごく高いです。Ischiaで上も下も固めて、「いいだろ」と自慢する人がこれからたくさん出てきそうな気配が。

dimaizum

« 2006年6月30日

2006年7月3日の投稿

2006年7月4日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

今泉 大輔

今泉 大輔

株式会社インフラコモンズ代表取締役。
国内の太陽光、木質バイオ、石炭火力の発電案件。海外の天然ガスに関係した案件の上流部分のアレンジメントを行っている。その他、リサーチ分野として、スマートグリッド、代替的な都市交通、エネルギーの輸出入。電力関連の近著も。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
serial
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ