森崎修司の「どうやってはかるの?」:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 森崎修司の「どうやってはかるの?」

計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

「品質」カテゴリーの投稿

2008年にAssessing the value of coding standards: An empirical studyというタイトルの論文がIEEE International Confe...

Cisco SystemsのCustomer Experience Reportの記事が興味深かったので紹介します。「Consumers Desire More Automated Automobil...

バグが含まれていそうなソースコードモジュールを予測することをfault-proneモジュール予測と呼びます。予測の単位であるモジュールはソースコードファイルであったり、メソッド、クラスであったりします...

きれいに整理され、見た目も美しいドキュメント作成に時間をかける、やるべきことを細かくリストアップし、全てを計画どおりに実施する、とにかく最高の状態に仕上げる、というのは私を含め日本人にとっては気持ちの...

PC MagazineのWeb記事として、マイクロソフトのWebブラウザの性能向上のためのテスト環境の取材記事が掲載されています。(「Microsoft Details Its Browser Per...

D. Hamlet, R. Taylor: Partition Testing Does not Inspire Confidence, IEEE Transactions on Software E...

ここ最近、細かいエビデンス、コンプライアンスを取っ払ったほうがいいという話やエビデンス、コンプライアンスのために負荷が高まって開発効率に影響を与えているという話を見聞きしたのでエントリにしています。私...

12/10(金)にエンピリカルソフトウェア工学研究会に参加した。 研究報告は大まかに2点あり、1つは(ここに予告を書いたが)Thomas Zimmermann氏の講演、もう1つは東芝ソリューションと我...

バグピンポン 2010/08/12
バグピンポンとは、テストエンジニアと開発者の間で発見したバグに同意がとれず、バグを指摘したメールや指摘票がいったりきたりすることを表し、卓球のボールがいったりきたりする様で比喩している。長沢氏(ブログ...

Prioritizing Unit Test Creation for Test-Driven Maintenance of LegacySystemsというタイトルの論文。10th Internat...

TDDに関する報告(論文)を読まなければならないと思いながら、読めていなかった。日曜日にその機会があったので読んだついでにメモっておくことにした。たまたま、月曜日にTwitter上でTDDに関する議論...

情報処理学会のウィンターワークショップという恒例のイベントがある。2010年は倉敷で開催された。詳細はこちら。ワークショップは7つのテーマから成り、私は「ソフトウェア開発マネジメント「ソフトウェア計測...

不特定多数のテストエンジニアをネットで募集し、発見バグに応じた報酬を払うソフトウェアテストのクラウドソーシングサービスとしてuTestがある。サービスは登録ユーザとテストをしてほしい委託者を結びつける...

どのようなものを想像されるだろうか?(主に)単体テストを自動化するためのフレームワークxUnit(xにはプログラミング言語の名前に関連した文字が入る)がある。データベース用にDBUnitというフレーム...

両者ともソフトウェア開発中の変更を容易にするための手法だ。両者の概要は以下の通り。両者を同時に使える場合もあるがその割合は低いだろう。 テストファーストコーディングよりも先にテストコードを開発する。テ...

「これは発注したシステムとは到底言えない」「話が違う」といったシステム・ソフトウェアの受発注の問題がとてもこじれると裁判で決着ということになる。しかしながら、裁判には時間、コストがかかる等の理由から、...

2008/5/30のasahi.comの記事「コンビニATMが死角 三菱UFJ障害」で詳細が伝えられていた。本エントリの表題はその末尾に記されたセブン銀行の安斎社長の発言だ。記事ではこの発言を「ジレン...

去年1年くらい(2007年)で昔の仕事仲間や大学のときの知人からプライベートな場で何件か相談を受けた。デグレードしないように改変したいという点で、内容はどれも似通っている(デグレードについてはここに書...

ここでの「アフォーダンス」はモノ自体が備えている使われ方のわかりやすさを指す。「直感的」という表現が近いように思う。書籍「誰のためのデザイン?」でNorman氏が定義している。同書籍の冒頭で、一見押せ...

AmazonのXMLDB, GREEのMySQLの運用、GoogleのBigtable等、ストレージ/ネットワークまわりのインフラはまだまだ競争領域といえるようだ。私自身、それらの文書を興味深く読んで...

物理的な劣化のないソフトウェアには一見必要のなさそうなライフサイクルマネージメントが実際には必要ではないかと思う。ソフトウェアの規模が大きくなり、まったくの新規開発プロジェクトはほとんどなくなった。派...

テストの一部を委託し委託先から1週間単位でレポートを提出してもらっていたものを、バグを見つけ次第委託元のバグ管理システムに直接入力してもらい、結合テストやシステムテストの間に委託元が蓄積していたバグ票...

ソフトウェアに関わらないが、他者の成果物の不具合や矛盾を見つけ出すこととそれをうまく伝えることとは別だと思っている。私が開発を担当していたプログラムに対してQA(品質保証)の方からバグの指摘をしていた...

ソフトウェアやシステム開発中に見つかった不具合を記録したものをバグ票と呼ぶ。バグ票の目的は大まかには2つに大別できる。1つは、解決されていないバグの把握と管理である。もう1つは、バグデータベースとして...

長期にわたる保守を前提としたソフトウェアを開発していく場合、保守性(拡張性)、信頼性のトレードオフが問題となる。保守性は長期的、信頼性は短期的な観点だといえるだろう。たとえば、プロダクトラインであった...

自身でみつけた法則を公開していくトヨタさんのことを書いた吉川さんの記事を拝見しておもしろいと思ったので私も思うことを。 私も規則性や傾向をみつけていくほうの立場にあるので本当はうかうかしていられないの...

ご覧になった方も多いと思うが、10月28日13時のasahi.comの記事に首都圏改札機に関する事象の詳細が書かれている(「1文字分のミスで大トラブルに 首都圏改札機トラブル」)。この記事の内容を信じ...

システムにおこる不具合や障害の原因は、プログラムのバグ、ハードウェアの故障、設定ミス、機器配置のミスなど、ソフトウェア単体の場合と比べて幅が広い。特にちょっとした拡張やハードウェアの入れ替え等のあまり...

コーディング、テストにおいて、バグを見つけたら修正して修正箇所の確認と想定できる範囲内の回帰テストを実施するのが普通だろう。修正箇所が1箇所だと言い切ることができれば問題はあまりないが、他にもあるかも...

設計ドキュメントのレビューの効率や効果を測りたいが、どうやってはかればよいかわからない。という質問を受ける。最初はレビュー指摘件数やドキュメント量で指摘数を割り算したレビュー密度として定量化するのが一...

ソフトウェア開発でいわれるデグレードとは、あるバグ修正の際に別のバグを混入させてしまうことを意味します。デグレと呼ばれているのをよく聞かれるのではないでしょうか。たとえば、文字列の長さをカウントする機...

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プロフィール

森崎修司

森崎修司

ソフトウェア開発に携わる方に気づきを提供することを目指し、ソフトウェア開発の定量化/効率化/高品質化の動向を国内・海外、実務・研究から多面的に紹介し、研究者の視点、自身の業務経験をふまえた視点から考察します。現在、名古屋大学 大学院情報科学研究科 准教授。

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