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11/18に発売予定の月刊Computer Worldの巻頭特集で「仮想化時代に到来する3つのテクノロジー・トレンド」という記事を寄稿しました。3つのテクノロジー・トレンドとは、グリーンIT、シン・プロビジョニング、自律コンピューティングです。ご興味ある方、是非ご一読ください。
仮想化については、半年前にもComputer Worldに書いているのでネタがなくてちょっと困りましたが、こういう時に私がよく使う技が三題噺方式です。単独で扱うにはちょっと内容が足りなくても、3つの関連トピックを組合わせると講演や記事をうまくまとめることができます。3つより多くなるとまとまりがつかなくなってしまいますので、3というのはマジックナンバーだと思います。
ほとんど自分用のメモです。
前回のお話しで、MIDIシーケンスとVOCALOIDを同期させる方法として、VSTi(VSTインスツルメンツ)として演奏するというやり方があると書きましたが、実はこの方法には2種類あります。VSTiとVSTi Realtimeです。後者は、キーボードから直接リアルタイムで弾けるという方式ですが、前回書いたように、リズムと音質に難ありでお遊びとしてしか使えないのではという結論に至りました(VSTi Realtimeでちゃんとできてるよという方がいたら是非教えてくださいな)。
RealtimeでないVSTiは、VOCALOIDエディターで書き出したMIDIファイルをシーケンサー側でインポートして、そのトラックの情報をVSTiに送って演奏するという方法です。VOCALOIDエディターで書き出したMIDIファイルには、VOCALOID独自のCC(Control Command)が入っているだけで、通常のノート情報は入ってませんので、シーケンサー側では編集できません。と言いつつ、フリーシーケンサーのDOMINOを使ってVOCALOID独自のCCを直接編集するという荒技も紹介されていますが、アセンブラ(というか機械語)でコーディングするようなものなのでなかなか敷居が高いです。ということで、RealtimeでないVSTiよりも、Rewireでやった方が結局楽な気がします。VSTiが良い点は、OPENNESS等のパラメータをリアルタイムで調節できる点と、たぶん、Rewireより軽いところです。あと、VSTi (Realtimeでない方)はSONARでは使えないらしいです。
また、Cubase LEとVOCALOID EditorをRewireで同期させる時に、両者のテンポが一致していないとノイズが乗ります。「Rewireホストからテンポ情報を取得」を実行しても同様です。何か、Rewireの意味がない気が。
あと、RewireとVOCALOID VSTi Realtimeを同時に稼動するとテンポがよれます。ということで、VSTi Realtimeは鬼門というのが今の所の結論です。
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